2024年2月19日

ポータブルデータトランスミッター『PDT-FP1』徹底スペックレビュー！

『PDT-FP1』徹底スペックレビュー！

　
こんにちは、ソニーショップワンズの takuです。
ポータブルデータトランスミッター『PDT-FP1』徹底スペックレビュー！
発売が3/22とまだ1ヶ月も先の商品となりますが、来週2/19(月)・2/20(火)からソニーストアリアル店舗にて先行展示が予定されています。
ポータブルデータトランスミッターとはなんなのか？現在分かっている情報だけでもわかりやすくまとめてお伝えしていきたいと思います。
　
（3/22発売）
▼ポータブルデータトランスミッター
・PDT-FP1：ソニーストア販売価格：159,500円（税込）　→　詳細・ご購入はこちらから
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Xperia 5 Vとかなりスペック値が同じで、一見スマホとしても使えるのか？って思ってしまうんだけど、通話用のSIMには非対応なので、スマホとしては使えないというのが答えです。ただし、Android 13を搭載しているのでAndroidアプリは入れられるので、SMS対応のデータSIMカードなんかを使えば、LINEなどで通話も楽しめそうな気もします。この辺は実際に見てみないとなんとも。
ちなみにアプリインストールに制限があるのか無いのか？気になるところですね！
　
参考＞『Xperia 5 V』実機レビュー！SIMフリーモデル（XQ-DE44）

　

　
背面カメラのスペックは非公開で、QRコードを読み取れる2次元コードスキャナー専用カメラとしては使えそうです。
この辺もカメラアプリを入れれば写真や動画も撮影ができるのか気になるところですね！
以下主な仕様です。
　
　
【PDT-FP1】主な仕様
・サイズ・質量：約 170×80×26.6mm、約 308 g
・OS：Android 13
・CPU：Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform
・内蔵メモリ：RAM 8GB、ROM 256GB
・外部メモリ：最大1TB（microSD/microSDHC/microSDXC）
・バッテリー：5000mAh
・カメラ：2Dコードスキャナー（二次元コード読み取り用）
・SIM：nanoSIM / eSIM（デュアルSIM）DSDS
・Bluetooth 5.3
・6.1型 OLED（1080×2520）
・スピーカー内蔵、GPS搭載（A-GPS, A-GLONASS, Beidou, Galileo, QZSS）
・Wi-Fi：IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax, 2.4/5/6GHz
・Wi-Fiテザリング接続可能台数（最大10台）
　
▼対応バンド
→（4G）1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 11, 12, 13, 17, 18, 19, 20, 21, 25, 26, 28, 29, 30, 32, 34, 38, 39, 40, 41, 42, 46, 48, 66, 71
→（5G Sub6）NSA: n1, n2, n3, n5, n7, n8, n20, n25, n28, n30, n38, n40, n41, n66, n71, n77, n78, n79 ^*8
SA: n1, n2, n3, n5, n7, n8, n20, n25, n28, n38, n40, n41, n48, n66, n71, n77, n78, n7
→n257, n258, n260, n261
・最大スループット（5G）：アップリンク：最大 1.1 Gbps / ダウンリンク：最大 8.1 Gbps
　
▼入力端子
・USB Type-C端子（データ転送）： USB Type-C（SuperSpeed USB 5 Gbps （USB3.2））
・USB Type-C端子（CHARGE）： USB Type-C
・HDMI端子：Type-A: ＜YCbCr 4:4:4/4:2:2/RGB＞ 3840×2160 (60p/50p/30p/25p/24p), 1920×1080 (60p/50p/30p/25p/24p), 1280×720(60p/50p/30p/25p/24p), 720×480 (60p), 720×576 (50p), 640×480 (60p)
・LAN端子：10BASE-T, 100BASE-TX, 1000BASE-T
　
▼冷却ファン
・DCファン、ファンの厚さ：約5.0mm、ファン流量：約51L/min
・ヒートシンクサイズ：約 37.15 mm x 19.3 mm x 7.3 mm
　
▼電源
・給電：USB Power Delivery
・充電時間：約115分（30W 急速充電時）
・連続動作時間（LTE経由のFTP転送時）：約 4 時間
・連続動作時間（HDMI経由のビデオアップロード時）：約 2 時間
・連続待受時間（LTE使用時）：約 600 時間
・連続待受時間（5G SA使用時）：約 450 時間
　
　

　
この横から見ると分厚くて歪な形は冷却性能と接続端子拡張によるもの。
　

　
スマートフォンを使われる方はよく知っていると思いますが、夏場に充電しながら負荷のかかるゲームをした時に熱暴走して動かなくなることがありますよね！通信も同じで処理に負荷をかけるとバッテリーの持ちが悪くなるっていう事は熱が発生するということなので冷却が肝となります。熱暴走しないために静音性の高い大型の冷却ファンを搭載し、内蔵のヒートシンクで放熱効果を活かし、高負荷状態でも高いパフォーマンスを実現します。さらにボディ背面もヒートシンク効果となるデザインを採用。
　
・冷却ファンにより最大40度の環境においても熱停止を防ぐ
・ファンモード設定可能：冷却性能優先 / オート(バランス) / 静音性優先
　
「ファンモード設定」により静寂が求められる環境でも使用することが可能。
これゲーム専用端末としてもなかなか面白そうですね！
　

　
ゲーミングギアの「Xperia Stream」のようにケースを纏って外部から冷やす必要なく本体だけで冷却効果抜群なのは最高です。通話ができないデータSIM専用なら、ゲーム中に電話とかかかってきてほしくない場合は、ゲーム専用端末として使うのもありかもしれないですね！
　
　

バッテリー性能が5,000mAhと筐体の大きさの割には容量が少ない仕様だなって思ってしまいますが、常に給電が確保できるよう、USB Type-Cが2系統装備しているのはありがたい。本気の通信端末として使う場合は、どのみち外部バッテリーのお世話になるという考え方なのか、本体バッテリーは必要最小限にして軽量とコンパクトに仕上げたって感じですね。
USB Type-Cの一つは完全に充電(CHARGE)専用で、もう一つのUSB Type-Cはデータ通信と充電にも対応していて、カメラと接続してデータ転送として使う形です。
　
・USB Type-C（チャージ専用）
・USB Type-C（データ通信・チャージ対応）
※USB Type-C端子を2つ搭載し、データ転送しながら充電することが可能
　
充電はUSB PD（Power　Delivery）対応。本体のバテリーを消耗することなく、PD対応外部バッテリーで給電しながらの使用が可能。
30W 急速充電時使用時は、フル充電にかかる時間は約115分となります。
　
▼電源
・給電：USB Power Delivery
・充電時間：約115分（30W 急速充電時）
・連続動作時間（LTE経由のFTP転送時）：約 4 時間
・連続動作時間（HDMI経由のビデオアップロード時）：約 2 時間
・連続待受時間（LTE使用時）：約 600 時間
・連続待受時間（5G SA使用時）：約 450 時間
　
　

三脚穴が用意されているので、気軽に固定することが可能。
ねじの長さが5.5mm未満だけ注意したい所です。
放熱を阻害するような専用ケースなどは無いので、落下防止用にストラップホールはありがたい。でもその位置？って感じは否めません（笑）四隅にしない理由は強化されたアンテナに少しでも干渉しない配慮からかと思われる。
　
続いて通信性能を見ていこう。
　

　
幅広いバンド幅に対応し、世界各国で使用することが可能。
5G回線なら、これまで時間がかかっていたデータ転送をより短縮できる。
プライベート5G、日本および米国のmmWabeバンド(5Gミリ波)にも対応。
　
　

　
5G「ミリ波」や「Sub6」にもちろん対応。少しだけ5Gついて解説！
ミリ波なら理論値で言えば恐ろしく速くて超低遅延。超多数同時接続もできて通信が安定します。
ただし、現在ミリ波が使えるところは本当に限られてきて、これからの設備次第での通信方式となるので注意が必要。
なので、「Sub6」6GHz未満での周波数帯域で利用するのが一般的となります。
理想は高くても現実はまだまだ追いついていないんですよねぇ～。ただし、ポータブルデータトランスミッター『PDT-FP1』は将来性も見据えてミリ波に対応しています。
　
　

　
現在の5Gネットワークも4G用の設備に5Gをの併せた「NSA（ノンスタンドアローン）」が一般的。
真の5Gの性能を活かすためには、「SA（スタンドアローン）」が地域に普及してくれるのを願うばかりです。
参考＞https://www.docomo.ne.jp/special_contents/5g/realization/articles/article_37/
　
ポータブルデータトランスミッター『PDT-FP1』は、通信事業者が構築する「スタンドアローン方式(SA)」の5G通信や、企業や自治体が独自に設置する5Gネットワークの「ローカル5G」などの幅広いバンドに対応し、高速・低遅延通信を実現します。
　
　
▼対応バンド
→（4G）1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 11, 12, 13, 17, 18, 19, 20, 21, 25, 26, 28, 29, 30, 32, 34, 38, 39, 40, 41, 42, 46, 48, 66, 71
→（5G Sub6）NSA: n1, n2, n3, n5, n7, n8, n20, n25, n28, n30, n38, n40, n41, n66, n71, n77, n78, n79 ^*8
SA: n1, n2, n3, n5, n7, n8, n20, n25, n28, n38, n40, n41, n48, n66, n71, n77, n78, n7
→（5Gミリ波）n257, n258, n260, n261
※最大スループット（5G）：アップリンク：最大 1.1 Gbps / ダウンリンク：最大 8.1 Gbps
　
　

　
専用設計の高感度アンテナを搭載。
この辺が専用機となる「PDT-FP1」の強みになるんですが、効率よく受信感度が最大となるように専用設計を行い、5G通信環境をはじめとする幅広いバンドに最速・低遅延で接続・通信できるように設計されている。よって受信感度が上がったことにより、高速通信可能なエリアが必然的に広がります。
　　
専用設計のアンテナでの受信感度により、Xperia 1 Vと比べて、同じ場所でもデータ通信が速く、電波が弱な場所でもエリアを拡大して使えるのがすごく便利ですね！
　
　

　
より安定した通信品質を確保するために、Dual SIMに対応。
繋がりやすい回線に自動的に切り替わってくれるので便利です。
　
　

さて、ここからが本題で、どういった使い方をする商品なのかをご紹介。
ソニー製のカメラで撮影したデータを有線接続で「PDT-FP1」に高速転送で取り込み、指定したFTPサーバーやソニーが提供するクラウドサービスに自動転送が可能。　
接続はLANケーブルで「PDT-FP1」とLAN端子を搭載するα＜アルファ＞デジタル一眼カメラを接続します。
現在LAN端子を搭載したα＜アルファ＞は以下に。
　

　

　
新規開発の「カメラ有線接続」設定機能により、撮影現場での設定時間を短縮。
「PDT-FP1」とソニー製カメラをケーブルで接続するだけで写真や動画を本機に取り込み、そのデータを指定したFTPサーバーやソニーが提供するクラウドサービスに自動転送できます。さらにUSB接続ならライブストリーミングもできるのでYouTbeライブなども行えます。
ソニー製アプリケーション「Transfer & Tagging」「Creators’ App」「Creators’ App for Enterprise」の転送状態表示の進化により、撮影しながらでも、簡単に転送状態を目視することができ、撮影に集中できます。
　
　

　
「Xperia PRO」に搭載されているHDMI入力端子を搭載。違いは標準HDMI端子で接続できるのが良いですね。
ってことで、外部モニターアプリが使えます。高嶺の花のXperia PROが値下がったと言えど、229,900円(税込)。そう思えば、「PDT-FP1」なら割引クーポンを使えば15万円以下で買えるので、ミリ波やHDMIを使った外部モニター機能に憧れてた方におすすめの専用端末ですね！
　
　
　

　
いかがでしたか？
基本的には強化されたアンテナ性能で、5Gの高速通信を使って、YouTuberなどのライブ配信者向けのライブストリーミングや、撮影した写真をFTPサーバーに転送したりとパリオリンピックに向けた報道カメラマン向けや、ウエディング撮影などのリアルタイム性が必要とされる方におすすめの商品です。
通話用のSIMに敢えて対応していないのでスマートホンではなく専用端末として安定性を重視することが可能。ただしAndorid OS搭載なので、通話に対応したアプリをインストールすることでSMSも楽しめたり、高負荷ゲームも給電しながらバッテリーの心配もなく、大型冷却ファンで熱によるパフォーマンス低下を防ぐこともでき、モバイルWi-Fiルーターとしても使えつつ、HDMI入力により外部モニター機能もこの価格で楽しめるので、なかなかおもしろいガジェットだということが分かりました。近々ソニーストアへ撮影取材に行きたいと思うので実機レビューもお楽しみに！(*^▽^*)
　
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▼当店ブログレビュー記事

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＞α＜アルファ＞で撮った作例記事！（α＜アルファ＞で撮る！）
　

　
　

　
▼店舗情報－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
ソニーショップワンズ（ショップコード：2029001）
〒675-1371 兵庫県小野市黒川町1687
TEL：0794-63-7888、URL：https://www.ones.co.jp
　
兵庫県小野市にある唯一のソニーショップです。基本的に街の電気屋さんなので、Panasonicなどのエアコン・冷蔵庫・洗濯機などの白物家電の販売や取り付け工事も行っております。テレビの壁掛けもお任せください。
店頭ではメインでソニー製品の展示を行っております。
特にα＜アルファ＞コーナーは充実していて、カメラ本体やレンズなども多数展示しております。
実際に見て触って体験していただけるので気軽にご来店くださいね！(*^▽^*)
　
普段カメラの接客は、このブログの筆者takuこと、吉田が行っております。
自身で撮った写真の作例を大画面テレビをお見せしたり、レンズ選びのサポートをさせていただいております。
＞takupocho（Instagram）
インスタグラムでも写真の撮影Exifデータの提供を行っているのでご参考にしていただければと思います。
店頭ではソニーストア商品をさらにお得にご購入していただける「ソニーストア取り扱い店」となっているのでご購入を検討される方は、ぜひご来店くださいね！
　
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ちょっとしたお願いごとです。
もし、ソニーストア直営店（銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神）で
商品ご購入の際には、当店のショップコード「2029001」をお伝えいただければ幸いです。

当店はソニーストアと業務提携をしている「e-ソニーショップ」です。
ホームページ・ブログを通してソニー製品の魅力をお伝えしつつ、
ご購入のアシストをさせていただいています。
　

【ソニーストア直営店】
・ソニーストアショールーム／ソニーストア銀座
・ソニーストア札幌
・ソニーストア名古屋
・ソニーストア大阪
・ソニーストア福岡天神
など、リアル店舗でご購入の際には
当店のショップコード「2029001」をお伝えいただくと当店の成績となります。
もし、ブログの内容など参考になり気に入っていただけるのであれば
ぜひともご協力いただければ幸いです(*^▽^*)
厚かましいですが、よろしくお願いいたします。<(_ _)>

・ワンズのホームページへ

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