α<アルファ>のシャッターカウントを調べる!?レリーズ耐久性についてのお話
シャッターカウント
今日はα<アルファ>のレリーズ耐久性についてお話したいと思います。
センサーの前には写真のようなシャッターユニットがあって、
シャッターを切った時にシャッター幕が降ります。
この機械的にシャッター幕が降りることを、「メカシャッター」と言います。
現在メカシャッターは1/8000秒のスピードが実現できて、目に見えない速さでシャッター幕が降ります。
カメラの歴史は相当長いですが、メカシャッターで実現するシャッター速度は1/8000秒を超えることはありません。
もしかしたら超えることも可能なのかもしれませんが、恐ろしく速く動作することによりシャッターの耐久性を早めることからか、今でもメカシャッターに関しては1/8000秒を超えることはありません。
APS-C機は1/4000秒となります。これはシャッターユニットを安く抑えるために速さを抑えて居るのか?真意はわかりませんが、APS-C機で1/8000秒の機種はソニーでは存在しません。
そして、メカシャッターには耐久性があって、機種によってシャッター(レリーズ)の耐久回数が違ってきます。
一番売れているフルサイズベーシック機のα7IIIで約20万回の耐久性があると言われています。
α7RIII以上のハイエンドモデルには高耐久シャッターを採用して、約50万回のレリーズテストをクリアしています。
▼シャッター(レリーズ)の耐久回数
・α7III(約20万回)
・α7RIII(約50万回)
・α7RIV(約50万回)
・α9(約50万回)
・α9II(約50万回)
実はα7RIII以降のハイエンドモデルは、シャッターの耐久回数を50万回と公表していますが、α7IIIなどベーシック機などは公表されていませんがネット上では約20万回というふうに言われているので参考までに。
要はメカシャッターには耐久回数があるので、今どれくらいのシャッター切ったのか知りたいじゃないですか!
なんと以下のURLからシャッターカウントを調べることが来ます。
>SONY Alpha shutter/image counter
ちなみにシャッターカウントが確認できる機種は以下に
A230 (DSLR-A230), A290 (DSLR-A290), A330 (DSLR-A330), A380 (DSLR-A380), A390 (DSLR-A390), A450 (DSLR-A450), A500 (DSLR-A500), A550 (DSLR-A550), A560 (DSLR-A560), A580 (DSLR-A580), A850 (DSLR-A850), A900 (DSLR-A900), A68 (ILCA-68), A77M2 (ILCA-77M2), A99M2 (ILCA-99M2), A3000 (ILCE-3000), A3500 (ILCE-3500), A5000 (ILCE-5000), A5100 (ILCE-5100), A6000 (ILCE-6000), A6100 (ILCE-6100), A6300 (ILCE-6300), A6400 (ILCE-6400), A6500 (ILCE-6500), A6600 (ILCE-6600), A7 (ILCE-7), A7M2 (ILCE-7M2), A7M3 (ILCE-7M3), A7R (ILCE-7R), A7RM2 (ILCE-7RM2), A7RM3 (ILCE-7RM3), A7RM4 (ILCE-7RM4), A7S (ILCE-7S), A7SM2 (ILCE-7SM2), A9 (ILCE-9), A9M2 (ILCE-9M2), NEX 3 (NEX-3), NEX 3N (NEX-3N), NEX 5 (NEX-5), NEX 5N (NEX-5N), NEX 5R (NEX-5R), NEX 5T (NEX-5T), NEX 6 (NEX-6), NEX-7 (NEX-7), NEX C3 (NEX-C3), NEX F3 (NEX-F3), A33 (SLT-A33), A35 (SLT-A35), A37 (SLT-A37), A55 (SLT-A55), A55 (SLT-A55V), A57 (SLT-A57), A58 (SLT-A58), A65 (SLT-A65), A65 (SLT-A65V), A77 (SLT-A77), A77 (SLT-A77V), A99 (SLT-A99), A99 (SLT-A99V)
さきほどのURLをクリックすると、↑「SONY Alpha shutter/image counter」のシンプルなページが出てきます。
このお尻のようなイラストのところに、写真のファイルJPEGまたはRAWのオリジナルファイルをドラッグ&ドロップすると一瞬でシャッターカウントが表示されます。
このカメラは「α7RIII」で、この写真ではシャッターカウントが「53329」でした。
この次に撮影した写真をドラッグ&ドロップしたら「53330」だったので、たしかにオリジナルのファイルにはこのシャッターカウント情報が記録されているみたいですね。
続いて、もっと古い「α7RII」で撮影した写真で確認してみました。
実は1年ほど前に、シャッターの調子が悪くて、凄く寒い時にシャッターを切ったら、スローなシャッター音が鳴ってから「カメラエラー」という表示が出て、電源も切れなくなるという症状が出ていました。
このときの対処方法はバッテリーを抜いて再起動するしかありませんでした。
ただし、もう一度シャッターを切ると同じ症状だったので使えないなぁ~って思ってたら、ふと思ったんです!
メカシャッターが調子悪いんだったら電子シャッターに切り替えたらエラー出ずに撮れるかな?って思って切り替えたらビンゴ!無事撮影を続ける事ができました。
ただ、かなり寒くなければ起こらない現象だったので2年寝かせましたね(笑)
ソニーストアの長期保証3年ワイドの保証が切れそうだったので修理に出したら、シャッターユニット交換してくれたので、この時点でカウントは振り出しに、なので「16916」これくらいのシャッターカウントとなります。
そしてこの数字が本当に正しいのか?
いろいろ調べてみました。
まず、シャッター回数による耐久年数であれば、メカシャッターで撮影したときは約50万回とされます。
では電子シャッターで撮影したときは、この数字はカウントされていないのか?
電子シャッターで撮影した写真をドラッグ&ドロップしてみたらカウントされていました(泣)
なるほど!電子シャッターも使われている方は決して正確な数字ではありませんが、あくまで累積シャッター回数で、累積メカシャッター回数ではありませんでした。
まぁ~でも、なんとなく今はどれくらいかなって参考にはなると思うので、気になった方は調べてみてくださいね!(*^▽^*)
それにしても「メカシャッター」やら「電子シャッター」から何のことかよくわからない方のためにもう少しだけ説明させてください。
ソニーのカメラ、ミラーレス機のα7Sから始まって、α7RII以降標準搭載した「電子シャッター」。
機械的なシャッター幕を使わずに撮像素子そのものが指定された時間だけの光の情報を記録するのが「電子シャッター」となります。
なので「無音・無振動」を実現し、ソニーのカメラでは「サイレント機能ON=電子シャッター」ということになります。
なので、シャッター音を鳴らさないサイレント機能を使うということは電子シャッターで撮るということとなります。
いわゆるコンデジが電子シャッターを使っていると思っていただけたらわかりやすいかな。
電子シャッターにはデメリットもあって、センサーの読み出しが遅ければ、高速に動く被写体では動体歪が発生すること。
それを克服したのがα9の最高1/32000秒を実現する「アンチディストーションシャッター」です。
α9やα9IIには、フルサイズで積層型の高速処理を実現するとんでもないセンサーを採用しています。
ゴルフのスイングも不自然な方向に反ってしまうことなく記録することができます。
メカシャッターでは、最高1/8000秒しか実現しないけど、α9/α9IIの電子シャッターだと1/32000秒が実現できるのも特長の一つですね!
シャッター速度が早く出来るということは、F1.4などの明るいレンズを日中使ってもNDフィルターいらずで露出を調整することができます。
無音でシャッターの耐久も関係なくいくらでも安心して撮れるのもいいですね。
ちなみに、一般的な電子シャッターを搭載する一眼カメラはメカシャッターがメインで、必要に応じて切り替えて電子シャッター(サイレント)を楽しむと行った撮影の仕方になりますが、α9/α9IIに関しては、メインが電子シャッターで、必要に応じてメカシャッターに切り替えるという楽しみ方となります。
なのでシャッターの耐久性を考える必要があまりないので、秒20コマの高速連写で遠慮なく撮影できるのも魅力の一つですね!
「メカシャッター」という呼び名も一眼カメラで「電子シャッター」が登場したことにより生まれた言葉なので、いまいちピン!と来ないかと思いますが、今まで言ってたシャッターていうのが「メカシャッター」だと思ってもらえれば簡単に感じられるかな?って思います。
いつか、α9のように電子シャッターがメインになる時代も来るかと思いますが、まだまだ世の中がこの性能に付いてきていなく、ソニーの独占性能なので、ソニーでも未だ上位機種のみの性能となります。
α9のAF性能を超える一眼カメラは他メーカーで存在しません。
知ってます?α9って2017年5月発売で、もう3年前の機種なんですよ!
オリンピック前に投入したα9IIも、AFや連写に関してはα9同等で登場して、一時拍子抜けに感じましたが、世の中がまだ3年前に登場したα9についてこれないので、ソニーも強気な発売となりました。
とは言っても、α9は度重なるアップデートにより発売当初から比べたら性能が格段に上がっています。
それだけ、アップデートで対応できるくらいのエンジンを搭載してたってことで、今でも性能のふるさを感じさせない最高の機種となっています。
いかがでしたか?
実はカメラを購入する際の注目点は、機能・性能以外にもシャッターの耐久性であったり、メカシャッターメインなのか?電子シャッターメインなのか?っていう部分も自分に必要かどうかで、カメラを選び方も変わるっていうのも頭に入れておいてくださいね!(*^▽^*)
シャッターカウント
▼α<アルファ>デジタル一眼カメラ
▼ILCE-9、ILCE-7RM4、ILCE-7RM3、ILCE-7M3
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A
2022年11月3日 @ PM 11:56
メカシャッター、α-9xiとα-9が1/12000でしたけど。
ワンズ店員taku
2022年11月4日 @ AM 9:54
1/12000秒は確かに凄いですね!
でもこの機種や以降どこのメーカーも1/8000秒にとどまっているので、精度を優先してなので10年以上経って今の技術を持ってしても1/8000秒を超えるメカシャッターユニットを作らないのでいろいろと問題が合ったんですかね。20年前のEOS 1Dの1/16000秒もそれ以降続かなっくなってしまいましたね。物理的に無理があったのか、今は最高機種でも安定して1/8000秒になってしまいましたね。減光するための高速シャッターはND要らずで明るいレンズに便利なので、これからも開発を続けてほしいですね!
コメントありがとうございます。
A
2022年11月4日 @ AM 12:00
α700のことを思い出してください。1/8000ですよ。α700はコニカミノルタではないですよね。
ワンズ店員taku
2022年11月4日 @ AM 9:43
こんにちは!
確かに!カメラ一覧ではレフ機もミラーレス機も載っているのに、僕はミラーレス機のAPS-C機での話をしていました(泣)
α700は良いカメラでしたねぇ~。
情報ありがとうございます!