α＜アルファ＞で撮る！醍醐桜と天の川！インターバル撮影からのタイムラプス動画作成！

醍醐桜と天の川

　
撮影を自粛してから2週間以上経ちました。
作例のために普段仕事で撮影しているので撮リに行けなのがほんと仕事としても辛いです。
今日は自粛前の最後に撮影してた醍醐桜と天の川をご紹介したいと思います。
　
この日は曇り空の予報で天の川は期待していませんでした。
来年の「桜のセミナー」資料や「天の川セミナー」の資料として撮っておきたかったので、曇り空で夜中なら人も居ないだろうと思って撮影に行きました。
向かっている途中雨だったので正直撮影できるかな？
っていうのが心配でしたが、雨は途中で止んでくれてなんとか助かりました。
　
案の定、人はほぼ居なく、あわよくば天の川と撮れればと思い、アプリを使って天の川の位置を確認して、曇り空の中構図を決めてインターバル撮影をしました。
　

インターバル撮影に使ったカメラとレンズです。
撮り始めから終わりまで一切構図を変えずに撮影をしました。
　
あと2台体制で撮影してたので、もう一台はこちら

レンズを付け替えていろいろ撮影していました。
　
　
まずはこんな空模様で撮影してたというところを動画で御覧ください。
　

＞醍醐桜と天の川 4Kタイムラプス動画
　
曇り空から始まってベストのタイミングで晴れてから、また曇り空になって小雨が降ってきて終了。
今日みたいな日は駄目だなって思ってても奇跡が起きることもあるので、カメラやってて嬉しい瞬間でした。
　
　
　

α7RII+SEL1635GM：Mモード、16mm（角度修正ﾄﾘﾐﾝｸﾞ）、ISO6400、F2.8、20秒、RAW現像
→画像を直接大きく見る場合はこちらから

　
ほんとこの瞬間、奇跡的に晴れてくれてラッキーでした。
写真で撮ると光害の影響が凄くあるって思いますが、実際に目で見て天の川の白い帯がうっすら分かるくらい、全体的には公害の影響が少ないほうだと思いました。
僕が普段地元で撮ってる場所は、撮って出しの写真で天の川が薄々ですからね（泣）
桜の左下辺りが若干後ろから光が当たっているように見えるのは車のライトの影響ですね。
ここは月明かりがなければ桜はシルエットのようにしか写らないので注意が必要です。
16mmの広角レンズでは広さが伝わるので良いですね！
角度修正のために少しトリミングしていますがこの広角撮影は遠慮なくトリミングもできるのでほんとおすすめでした。
　
　

α7RII+SEL24F14GM：Mモード、24mm、ISO6400、F1.4、10秒
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桜の木に光が当たらなければこんな感じの暗いシルエットになってしまいます。
これだと桜と天の川が撮れても満開の桜感が感じ取れませんね（泣）
24mmの広角だとさすがに広さが伝わりませんね。
ただしピンポイントで醍醐桜と天の川を撮るには良い画角でした。
一つ注意したいのがF1.4の開放で撮るとフォーカスがかなりシビアになってくるので気をつけてください。
僕はピント合わせ失敗して少しピンぼけでした(T_T)
あと風があったので手前の枝はブレてしまってました。
ちなみになぜわざわざ露光時間を10秒と短くしてISO感度を上げたかと言うと、星が点ではなく線にならないためです。
500ルールで考えれば（500÷焦点距離24mm）で約20秒の長時間露光でも星は流れないとされていますが、実際は拡大すると、24mmの焦点距離で20秒ではかなり星が流れて線になっています。
SNSやパソコンの画面で拡大せずに全体的に見る分には良いのですが、僕は店頭で大画面55型の4K有機ELテレビで作例として見てもらっているので、やはり星が流れているのが目立つので、最近は10秒設定で撮影するようにしています。
あと、この写真はインターバル撮影では撮っていませんが、普段インターバル撮影して4Kタイムラプス動画を作ったりもしているので1枚10秒を意識して撮るようにしていますよ。
　
　

α7RIII+SEL20F18G：Mモード、20mm、IS6400、F1.8、10秒
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そしてインターバル撮影してたこのカメラとレンズの組み合わせて撮った一枚です。
20mmの画角は丁度いい感じで広さも伝わるのが良かったですね！
あとF1.8と明るいので、F1.4に比べれば適度に絞られるのと、20mmの広角なので被写界深度が浅すぎることなく、ほんと凄くいい感じで撮影ができたと思います。
天の川が昇ってくる前の曇り空の状態から構図を一切変えずにほんとよくこの画角で撮れたなと思いました。
ちなみにこの場所には過去2回ほど桜が咲いていない時に訪れた事はありましたが、夜に星空と撮るのは初めてだったのでうまく撮影ができてよかったです。
この写真桜が明るくシルエットになっていないでしょ！
インターバルで撮影していると助かるのが、沢山写真を撮っているので、その中から最高の写真が選べるということ。
たまたま来られてた方で色温度を調整できるLEDフラッシュを何回かパシャパシャ光らせてられたので、ラッキーなことにこんなに綺麗で色鮮やかな醍醐桜と一緒に天の川を撮ることができました。
自分ひとりだけじゃこの奇跡の一枚は撮れなかっただろうし、本来曇り空で天の川すら撮れる予定ではなかったので、この日の撮れ高は本当に奇跡以外のなにものでもなかったなと思いました。
　
僕はセミナーで自分の体験談や撮影マナーなどをしっかりお伝えして、みんなで撮影を楽しんでもらえたらなと思っています。
今回有名所での撮影体験ができたのでしっかりと伝えていきたいと思います。
　
　
　

α7RIII+SEL1635GM：Mモード、18mm、IS100、F5.6、30秒
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こちらは今年の2月に撮影した醍醐桜と夕陽です。
醍醐桜は桜が咲いていなくても凄く絵になる木なので朝陽や夕陽と撮れば年中撮影が楽しめる被写体だと思います。
花が咲いていないと天の川とのコラボはどんな絵になるんでしょうかね？
完全シルエットの枝の存在感が出せるんでしょうか？やっぱりライト当てないと難しいのかな？
　
この日は雲の動きも遅く、30秒の長時間露光でも僅かしか雲が流れませんでした。
ちなみに30秒の長秒を稼ぐのに敢えて無駄に絞らずに少し空気感を表現したかったのでNDフィルターを使うことに。
　
手持ちのフィルターにND1000以上のフィルターを持っていなかったので、
NDフィルターを2枚重ねで約ND4000相当で30秒間の長時間露光で雲を少し流してみました。
組み合わせ：MARUMI M100 + ND500(100×100)＋ND8（ND4000相当）
マルミの角型フィルターND500に円形フィルターND8と重ねることによりND4000相当を実現します。
　
普通の撮り方ではない、こういったフィルターありきの撮り方も表現の一つとして面白いですよ！
　
　

α7RII+SEL1635GM：Mモード、16mm（角度修正ﾄﾘﾐﾝｸﾞ）、ISO8000、F2.8、20秒、RAW現像
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天の川撮影タイムが済んで、他の桜で額縁構図でも撮影してみました。
　
　

α7RII+SEL24F14GM：Mモード、24mm（ﾄﾘﾐﾝｸﾞ）、ISO640、F1.4、30秒、RAW現像
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雲が出てきて星は関係なくなったので、ISO感度を下げて30秒の長時間露光をしました。
ちょうど何らかの光が当たって風もなかったので超高解像度で撮影ができました！
この写真は55型の縦置きの4Kテレビで作例として店頭展示したいと思います。
　
　
　

α7RIII+SEL1224G：Aモード、12mm、ISO100、F4.0、1/800秒、RAW現像
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これは夜が明けて朝陽が出てきた時に撮影しました。
柵の間から柵が写らないように近づけるまで近づいて
12mmの超広角ローアングルで撮影しました。
雲の広がりも入れてダイナミックな撮影ができました。
　
　
　

α7RIII+SEL1224G：Aモード、12mm、ISO100、F4.0、1/800秒、RAW現像
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12mmもの超広角レンズともなると、手前に石碑を入れて桜の木を中心からずらしただけで、右側の桜の木の枝が凄く歪んだようになってしまいます。
なので撮るときは歪を意識した構図で狙ってください。
ちなみにこの時小雨が降り出していて、拡大していただくと雨粒のラインが写っていますよ。
　
　

α7RIII+SEL1224G：Aモード、12mm、ISO100、F4.0、1/800秒、RAW現像
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石碑を入れたければ、先ほどと同じ12mmの焦点距離で、ほんの少し後ろに下がって、桜を中心付近にもってくれば歪はかなり改善されました。
でも柵の間から撮っているので後ろに下がりたくてもこれ以上下がれないのが現状です。
　
　
　

α7RIII+SEL2470GM：Aモード、70mm、ISO100、F2.8、1/800秒、RAW現像
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続いてレンズを替えて撮ってみました。
SEL2470GMという最高峰の標準レンズです。
テレ端70mmで朝陽で輝く桜を狙ってみました。
　
　

α7RIII+SEL2470GM：Aモード、24mm、ISO100、F2.8、1/800秒、RAW現像
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柵の間から柵が写らないように撮ると24mmだとこんな画角なんですよね。
でも全て入れることがいい写真でもないので参考画角として撮ってみました。
　
　
　

α7RIII+SEL2470GM：Aモード、24mm、ISO100、F2.8、1/3200秒、RAW現像
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最後にこの一枚。
桜の木と石碑を全部入れようとせずに敢えて切り取ってみた構図。
太陽の光もギリギリにして撮ったこの構図がお気に入りの一枚となりました。
って言うかこの写真拡大してしっかり見ていただきたいのですが、石碑の文字もくっきり、桜は一部の枝にピントが合っていて、木本体は若干ボケて空気感が伝わってくる一枚が撮れました。
　
この時間帯カメラマンが何人か来られてて、その中に有名な写真家さんも来られていました。
もちろん話しかけることもしなかったし、人に近づかず撮影をしてたので画角が限られてしまいましたが、今年初めて千年桜である「醍醐桜」を撮影自粛前の最後に撮れて良かったです。
はやく、また作例撮影に行ける日が来ることを願いたいですね。
　
　
醍醐桜と天の川
　
　
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＞α7III+SEL24F14GMで撮る！動物のリアルタイム瞳AFを使ったネコの撮影＜作例レビュー＞
　
　　
　

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