新型ブルーレイディスクレコーダー「BDZ-EX200」 実機レビュー。

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新型ブルーレイディスクレコーダー「BDZ-EX200」がやってきた!
実は数日前に1日だけお借りしていました。

BDZ-EX200   278,000円(税込)
ソニーポイント:現在未定

高いけどそれだけの価値がある最上位機種「EX200」だ!

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パッと見は以前のモデルBDZ-X95やX100に似ている。
ブルーレイのロゴが中央から右に寄っただけというイメージ。

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高音質

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EX200と言えば
音と映像のクオリティーをさらに進化させた高品位ブルーレイディスクレコーダーです。

最上位機種のEX200にだけ背面端子部に金メッキが施されている。
あと高音質・高画質としてEX200だけの特徴も盛りだくさん。

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デジタル音声信号処理のトータルシステム「シッタノイズ低減システム」を搭載し、
HDMI音声出力を高音質化。アナログ回路ではジッタエミリメーション回路を搭載し、
信号に含まれるジッタをD/Aコンバーターの直前で除去。
音質に有害なジッタノイズを徹底して低減しました。
また、アナログ回路を専用独立基盤にすることでデジタルノイズの混入を防止。
ホームページに書かれている言葉そのまんまを書きましたが
むずかしいことは分からないが、とにかくこだわっているのがわかる。

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さらに4ミリ厚のアルミ天板や偏心インシュレーターなどを採用することで
音質に悪影響を及ぼす振動を抑えている。

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ホームシアターなんかとの組み合わせに適しているEX200。
HDMI出力端子を2系統装備。
上の写真には必要に応じてシールを剥がすようになっている。

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一台はBRAVIAに一台はプロジェクターにと接続しておくことができる。
ただし同時に出力することはできないので切り替えて使用する。
今回の新しい発想として気になるのが
2系統あるんだから音声と映像をそれぞれ分けて出力することができるところ。
これによりさらにピュアな高音質・高画質で楽しむことができる。

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高画質 「CREAS 2」
高画質化回路 「CREAS 2」 クリアス 2
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”全てのハイビジョンテレビをさらに美しく”で有名になった”CREAS 2”。
ハイビジョンテレビとHDMI接続することで、より「くっきり」「なめらか」に映像を表現する。

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高画質 「CREAS 2 Plus」 クリアス 2 プラス

CREAS 2 plusの効果はほんとにいいです。
ほんとに効果が目で見てよく分かるのでお勧めです。
地デジやブルーレイの映像は高圧縮された映像なので、動きの激しい映像や
CGなどのグラデーションなどが圧縮技術によってある程度崩されてしまいます。
ハイビジョン映像は圧縮技術なしでは膨大なデータ量になってしまうので
どうしてもビットレート(1秒間に必要とするデータ量)の関係で間引かれる部分が出てきます。
そこで今回強力な補正技術としては注目したいのが「CREAS 2 Plus」。
「アニメCGリマスター」「スムージング機能強化」「クロマアップサンピリング強化」
この3つの補正技術によりオリジナル映像を上回る表示能力を実現しました。

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「アニメCGリマスター」とはどんな技術かと言うと
アニメの背景ではなく動いている絵の部分は単色系の色塗りになっています。
デジタル圧縮映像特有の輪郭周りのノイズを周りの色をもとにノイズを塗りつぶして
綺麗に表示するのが「アニメCGリマスター」の特徴です。
上の画像の比較は極端すぎますがほんとに綺麗に表示されます。

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「スムージング機能強化」とはとくにCGなんかのグラデーションがかったときに
階調が下がったかのように間引かれたときにスムーズなグラデーションにして
表示する技術です。
とくに効果を感じられるのがこの2つです。

あと「クロマアップサンピリング強化」などあり、オリジナルソースデータを
さらに綺麗に表示するのが「CREAS 2 Plus」の特長です。

しかもそれはこの本体で受信した映像だけの補正機能ではなく
EX200に接続した全ての映像に対して行ってくれるので
今までのDVDなんかをEX200を通して見るとより綺麗に見ることができる。

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高画質 DRC-MFv3

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最上位であるEX200にのみ搭載されているのが「DRC-MFv3」

テレビ放送も、BDソフトも、より実物に忠実な質感を持った映像につくりかえて再現します。
映像のノイズ成分を抑えながら全体的な解像感を高め、クリアで自然な立体感を表現。
動画解像度のさらなる向上により、映像の動きで失われてしまうような細部まで
精細な映像表現を可能にします。

高画質化回路を持たないハイビジョンテレビと組み合わせれば
驚くような高画質でテレビを楽しむことができる。

DRC-MFv3はとにかく画質が良い。絶対についているに越したことはない。
とくに今年の年末はテレビのXシリーズの後継機種がありません。
新しい機能を搭載したW5やF5シリーズを買うんですがBRAVIA ENGINE 3で
BRAVIA ENGINE 3PROを搭載するモデルがありません。
W5やF5の画質も悪くは無いのですが去年の年末モデルX1のBRAVIA ENGINE 2PRO
にはやはり勝てません。そこでブルーレイディスクレコーダーのEX200を通すと
W5でもF5でも画質がX1並になります。EX200の値段は高いが2TBあるし
いろいろ高画質にする機能もあるので組み合わせてみる価値はあります。

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x-おまかせ・まる録

ソニーのレコーダーといえば「おまかせ・まる録」。
キーワードなどを設定して関連の番組をどんどん自動録画してくれる機能。
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個人的に好きな機能で、僕なんかはっきり言ってキーワードしか設定してないです。
とにかく自分が気になる見たいキーワードをだけを入れておけば
番組名・内容から検索をかけて自動で録画してくれるから、
家に帰ったら今日は何が録れてるかなって楽しんでいます。
実際毎日くまなく番組表を見ることもしないし、いっぱい録りすぎても見る時間ないし。
それなら見たい興味がある番組だけに絞り込むほうが効率もいいのでそうやっています。
さらに録画番組の視聴でこの人はこんあ番組が好きなんだなぁってことで
学習してくれて、たまに自分の知らなかった番組を録画してくれてるときがある。
そして実際に見てみたら結構好みの番組であったり、気づかせてくれるので
番組表を見ない僕にはピッタリの機能です。

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ダブルおまかせチャプター

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おまかせチャプターとは、
録画中に自動でCMの前後なんかでチャプターを打ってくれる機能。
しかし従来では2番組同時に録画した場合には1つの番組しかチャプターを
打ってくれなかったのが2番組ともチャプターを打ってくれるように進化しました。

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従来機の欠点を改善したのがこの設定。
「録画予約「録画1・2」初期値」の設定ができるところ。
これは何かって言うと、
テレビ番組を録画するのに「録画1」「録画2」とわかれます。
実は「録画1」で録画しているときはAVCで高圧縮録画できるメリットがあるのだが、
この時DVDやBDの映像を見ることができません。
これが「録画2」(DRモードでしか録画できない)で録画中はDVDやBDの再生が可能になります。
こういったルールは使っていくうちに気づかされるのだが今暴露します。
あと「録画1」で録画中はブルーレイのチャンネルを操作することができません。
「だったらテレビのチャンネルをかえればいいじゃん」って思われるのですが、
どういう方が困るかと言うと、テレビは地デジ搭載ではなくハイビジョン対応テレビで
ブルーレイをチューナー代わりに使っている方。今までは録画中にチャンネルを買えるのに
録画予約時に毎回「録画2」で録画という設定をいちいちしないといけなかった。
それが初期設定で「録画2」が選ばれることにより録画予約時に
いろいろ考えなくってすむようになった。
ただし、「録画2」を使うことによってDRモードでしか録画できないというオチもあります。
こういう使い方をする方はAVC録画の機会がすくなくなります。

はやくダブルAVC録画やメディアの再生も抵抗なくできるようになってほしいですね。

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らくらくスタートメニュー

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ブルーレイのさらによくなったところは「らくらくスタートメニュー」。
これを搭載するともう説明書は要らなくなるかも。
ブラビアリンクしたときにブラビアのリモコンで「見る」や「予約する」って押せば
ブルーレイの「らくらくスタートメニュー」内の各項目にリンクするのがものすごい便利。
これでリモコン操作で悩むこともなくなるかと思います。
年配の方でも分かりやすいようにアイコンと言葉でキッチリアシストしてくれるので安心ですよ。

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説明書が無くってもこういった使い方の説明もテレビで学べる。

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x-みどころマガジン
録画済み番組と話題の番組をマガジン形式で紹介

話題のテーマや流行しているキーワードなどを自動で分析し、
世間で話題の番組を「マガジン」形式で毎日紹介。
見たい番組は「マガジン」から簡単に録画予約できる。
まぁ新聞のテレビの今日のおすすめ・番組のピックアップといったとこかな。
今日の分だけではなく一週間分の中からおすすめを表示してくれる。

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あと録画された番組も「録れたて最新タイトル」ってな表示で
番組のタイトル・映像・内容をうまく見やすく表示してくれる。
「おまかせ・まる録」なんかでキーワード録画させておいて、
今日は何が録れてるかなってみることができ便利です。

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x-Pict Story HD、x-ScrapBook

USBでカメラと接続して写真をHDDに取り込むことができます。
それをスライドショー表示したりも可能なのですが、
ソニーのレコーダーの最大の特徴は実はこういった機能なのかも。

写真を音楽付の動画で演出してくれる「x-Pict Story HD」
完成した動画はBDやDVDにして保管したり友達にプレゼントしたりできる。
これがまたハイビジョン画質で写真を楽しませてくれるのでほんとに綺麗で
音楽や演出の仕方で感動してしまいます。

個人的に一番すきなのが「x-ScrapBook」。
以下に「x-ScrapBook」で自動的に作らせた写真アルバムの画像をご観覧ください。

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パソコンが得意な人でもこんなにセンスのある表現方法はなかなか作れないと思う。
しかも写真の撮影日時を見てそれに合った背景や加工した演出を行ってくれる。
さらに凄いのは、「x-ScrapBook書き出し」でDVDに残すことができるんだけど
加工したこのアルバムのJPEG画像と写真を取り込んだオリジナルの画像も一緒に
DVDにバックアップを取ってくれる。
そうですパソコンが苦手な方でもソニーのブルーレイディスクレコーダーを使えば
写真を取り込んで楽しんでからバックアップまでできてしまう。
バックアップしたDVDを写真屋さんで印刷してもらうこともできます。
これをきっかけにデジカメをはじめてもいいかもしれないですね。

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リモコン

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リモコンが新しくなりました。
全体的にはあまり変わっていないのですが、

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地上アナログのボタンが無くなってアクトビラのボタンに変わっていたり、
ちなみに地上アナログチューナーは搭載されています。

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「見る」「予約する」のかわりに
「らくらくスタート」「x-みどころマガジン」になりました。
今まで通り「ホーム」ボタンでのクロスメディアバーは健在です。
「オプション」はパソコンでいう右クリック的な存在。
今選択しているところで押すとそれに対して何ができるかのメニューが出てくる。
編集する・ダビング・プロテクト・名前の変更などなんでもできる。

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ほんといろいろ他社のリモコンも触ってきましたが
ソニーのリモコンが一番シンプルでかっこいいですね。
そしてボタンに無駄がない。
ほんとあると便利なボタンだけを付けているので、リモコンで何ができるのかが
大体把握できてしまう。

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ほんと全てを語りつくすにはまだまだ時間がかかりますが
とにかく良いですよ!EX200。
容量だけではなく画質・音質にこだわるならEX200ですよ。

ワンズのホームページ
 

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