Sony*Photo*Life[◎] - 西脇町獅子舞2010
α55 + TAMRON AF28-300mm 210mm、F6.3、1/40秒、0EV、ISO3200
遅くなりましたが、先日10月10日、
僕の実家のある兵庫県小野市西脇町の「獅子舞」を見に行ってきました。
ほんと一時は雨でどうなることかと思いましたが、雨が降らずにすんでほんとよかったです。
今回α55 とハンディカム1台で撮影に挑みました。
α55 + お客様からお借りしている、レンズを差し替えないで広角から望遠まで幅広く使える
TAMRON AF28-300mmを使っての撮影。
ビデオカメラはHDR-CX550Vで三脚に固定してハイビジョン動画撮影。
いろいろと忙しかったが楽しかったです。
今回の発見は夜の暗いところの撮影だったのでISO6400での撮影が多かったのですが、
十分に使い物になるということがわかり、これから選択肢に入れたいと思います。
それではどうぞ見てやってください。
α55 + TAMRON AF28-300mm 60mm、F5.0、1/15秒、0EV、ISO1600
西脇若一神社奉納獅子舞の歴史は、1809年(約200年前)江戸時代から
当時村内に流行した疾病退散を祈願して奉納されたのが始まりと伝えられています。
その後、昭和30年ごろ一時行われておりませんでしたが、
昭和49年(1974年)に獅子舞保存会が結成され復活しました。
平成13年(2001年) 兵庫県 民族無形文化財法協会の会員になり、
平成14年(2002年) 小野市無形文化財第一号に指定されました。
その後、平成18年(2006年)には、「のじぎく兵庫国体」のオープニングで獅子舞を演じるなど、
いろいろなところで活躍しております。
そこから数えて今回で36回目の開催。
五穀豊穣を願い、氏神様のご神虜を感謝し奉納する舞として行われております。
α55 + TAMRON AF28-300mm 82mm、F5.6、1/20秒、0EV、ISO1600
そんな僕も26年前、小学生のときに 囃子(ばやしこ)で獅子を囃し立てていました。
今は僕たちの年代の子供達に伝統は受け継がれていってます。
さすがにこのシャッター速度では獅子がブレブレですね。
このレンズの明るさではISO1600設定でシャッター速度が1/20までさがってしまうほどの
周りの暗さ。眼界があるのでここはISO感度に助けてもらうしかありません。
α55 + TAMRON AF28-300mm 75mm、F5.0、1/60秒、0EV、ISO3200
ISOを3200にしてシャッター速度をわずかに稼ぎます。
α55 + TAMRON AF28-300mm 135mm、F5.0、1/60秒、0EV、ISO3200
タイミングが合えば1/60でも撮れないことはないがもう少し欲しいところですね。
α55 + TAMRON AF28-300mm 210mm、F6.3、1/15秒、0EV、ISO1600
この保育園児たちが舞う用に作られた獅子はすべて手作り。
僕の1つ上の先輩が毎年子供たちのために作って最後にプレゼントしております。
ほんとセンスもいいし器用ですね。いつも感心します。
α55 + TAMRON AF28-300mm 450mm、F6.3、1/40秒、0EV、ISO3200
保育園児5人による獅子舞。
こういうアップが撮れるとうれしいですね。これは最大望遠35mm換算450mmでの撮影です。
α55 + TAMRON AF28-300mm 90mm、F6.3、1/80秒、0EV、ISO6400
こちらは子供会(小学生男子)の獅子舞。
α55 + TAMRON AF28-300mm 450mm、F6.3、1/40秒、0EV、ISO3200
こちらは子供会(小学生女子)の獅子舞。みんな頑張っています。
α55 + TAMRON AF28-300mm 42mm、F5.0、1/100秒、0EV、ISO6400
これは「女形の道中」(おやまのどうちゅう)といって、
肩の上にもう一人が立って乗り、高いところで踊るという大変難しい舞です。
とにかく下の人がすごいですね。しっかりしていないと失敗してしまいます。
ほんといつもドキドキしてしまいます。
α55 + TAMRON AF28-300mm 150mm、F5.6、1/80秒、0EV、ISO6400
もちろん失敗はなく無事に終わりました。
α55 + TAMRON AF28-300mm 135mm、F5.0、1/125秒、0EV、ISO6400
これは「花掛の舞」(はながかりのまい)。
牡丹の花を持った囃子(ばやしこ)に獅子が体で覆っていきます。
HandycamHDR-CX550V 動画から静止画保存 約200万画素
獅子の口から紙吹雪を出した瞬間です。このときは動画に集中してたので
ハイビジョンビデオカメラから静止画保存をしております。裏面照射でビデオカメラも綺麗ですね。
α55 + TAMRON AF28-300mm 240mm、F5.6、1/60秒、0EV、ISO6400
さぁ、これから「唄獅子の舞」(うたじしのまい)です。
α55 + TAMRON AF28-300mm 90mm、F5.0、1/125秒、0EV、ISO6400
唄のある獅子は唯一、この唄獅子の舞いだけです。
獅子と囃子(ばやしこ)6人で唄に合わせ、太鼓の響きに軽やかに踊ります。
α55 + TAMRON AF28-300mm 125mm、F5.0、1/125秒、ISO6400
そろそろクライマックスに近づいてきました。
α55 + TAMRON AF28-300mm 315mm、F6.3、1/80秒、ISO6400
これは「剣の舞」です。
常に村に災厄をもたらし、悪病を流行させる悪霊を表現した獅子を、
神聖な神の子である囃子(ばやしこ)が、手にした薙刀で獅子を打ちこらしめ、村から災いを
一掃しようという村人の願いを込めた舞です。
HandycamHDR-CX550V 動画から静止画保存 約200万画素
獅子が口にくわえているのは短剣。この探検を 囃子(ばやしこ)が手にする。
HandycamHDR-CX550V 動画から静止画保存 約200万画素
そして剣を使った舞を一人の囃子(ばやしこ)が演舞します。
さぁ、やってきました!クライマックスの「谷渡りの舞い」です。
紅白の幕も取り払われました。
獅子は可愛い子を千尋の谷に突き落として、自らの力と意志で谷から這い上る試練を与え、
心身のたくましい成長を試み、自信と希望の日々を追及させるといいます。
谷間に落ちる憂き目に逢おうとも、勇猛果敢に高き峰に上る情熱と勇気、
崇高な意志を持って道理と価値を創造する姿を、勇壮な舞で表し、万人の栄光を願う舞です。
この舞は非常に危険を伴う舞なのでみんな真剣に練習に取り組んでおります。
α55 + TAMRON AF28-300mm 165mm、F5.6、1/100秒、ISO6400
まずは(先舞)子供の獅子が毬とたわむれる様子をうまく舞っています。
α55 + TAMRON AF28-300mm 52mm、F5.0、1/100秒、ISO6400
子供の獅子が遊び終えると、後舞の獅子がやってきて2匹がそろいます。
そしてハシゴにそれぞれ舞いながら登っていきます。
α55 + TAMRON AF28-300mm 112mm、F5.0、1/40秒、ISO6400
一匹の獅子に二人入って舞うのですが、こういうハシゴの上でこのようなアクロバットも。
谷に突き落とされても這い上がってくるというのを表現している。
ほんと危なくていつも冷や冷やします。
α55 + TAMRON AF28-300mm 60mm、F4.5、1/60秒、ISO6400
ハシゴのてっぺんでは、獅子が一休みをしながらノミとりをしている姿が。
足をあげて凄すぎです。いったいどのような姿勢になってるんだろう?
α55 + TAMRON AF28-300mm 180mm、F5.6、1/60秒、ISO6400
最後は獅子が二匹そろって一つはロープに足をかけながら
あんな高いハシゴの上で命綱なしで舞っています。
あんな狭いハシゴの上に大人4人がくっついて舞うなんてほんとありえないですね。
最後はそれぞれ反対側のハシゴで降りて演舞終了。
いつも失敗なく終わって、ほんとプロフェッショナルな仕事をしますねぇ。
今年も良い舞が見れてほんと感動です。
18時より始まり22:40に終了。長丁場ですがみなさんお疲れさまでした。
去年はビデオカメラだけでの撮影でしたが今年は一眼レフでも撮ってたので
ビデオカメラがおろそかになったりしてたので、一人では難しいですよね。
動画も全ての舞を撮りたいし。
でも収穫として、ISO6400も思い切って使えばいい写真が残せます。
ダメなときは思い切りが必要だと勉強しました。
さぁ、今年も編集してくばってあげないとね。
でも今の時期忙しいのでいつになるやら....気長に待ってね。