【ストアレポート】α9(ILCE-9)をソニーストア大阪で取材してきたので徹底レビューだ!
もうかなり前から先行展示が始まったα9なんですが、
先日やっとソニーストア大阪にお邪魔できました!
気づけば発売日がもう目の前ですね!
(5/26発売)
▼デジタル一眼カメラ「α9」(Eマウントフルサイズ機)
・ILCE-9:498,880円+税 → 詳細・ご購入はこちら
今更感があるかもしれないですが、
がっつりと取材させていただいたので内容は充実しているかともいます。
もしよろしければ再確認ということでじっくり見てやってください(笑)
いやぁ~本当に触りたかった(笑)
今まで新しいαは幾度と登場してきましたが、
ここまで触るまでにワクワクしたカメラは無かったかも。
α9ロゴプレートも今までとは違うゴールドカラー。
▼α9の代表すべき特長
・メモリー内蔵35mmフルサイズ積層型CMOSイメージセンサー
・最高20コマ/秒 ブラックアウトフリー連続撮影
・693点 像面位相差検出AF (約93%の領域をカバー)
・最大60回/秒の演算によるAF/AE追随
・無音、無振動のアンチディストーションシャッター
・最高5.0段ボディ内5軸手ブレ補正
・約369万画素 高精細・高輝度「Quad-VGA OLED Tru-Finder」
・約2.2倍(NP-FW50比)の高容量バッテリー「NP-FZ100」
・SDカード(UHS-II対応)とSD/MSカードのデュアルスロット
・高い堅牢性を実現するマグネシウムボディと、剛性を高めたマウント部
・電子シャッター時のシャッター速度1/32000秒を実現。
画素数は約2420万画素となります。
それでは外観レビューも行いながら
操作系の進化を見ていきたいと思います。
まずカスタムボタンがさらに充実しています。
「MENU」ボタンの左横に「C3」のカスタムボタンが配置されました。
さらにパッと見で明らかに違うのが左肩に用意されたダイヤル
「マルチセレクター」が特徴。
このマルチセレクターは、上が「ドライブモードダイヤル」
下が「フォーカスモードダイヤル」と機動性に優れたダイレクトに操作できるダイヤルです。
フォーカスモードダイヤルは下の段のレバーのようなものを回して切換。
上のドライブモードのダイヤルはつまんでここを回すだけ。
ほんとこれが付いてるのと付いていないのとでは、
一瞬を素早く判断して切り替えるかどうかで撮れる写真が違ってくるかな。
今現在α7IIシリーズを使われてる方は
「C1」「C2」にそれぞれを割り当てて使われる方もいるかもしれません。
もちろんこれでも便利ですが、ダイレクトについてたほうが絶対便利。
逆に「C1」「C2」に別の機能が割り当てれますからね。
α9はα7の最終進化と言ってもいいような機能美。
ちょっと物足りなかった左肩も充実してよりカメラっぽくなってきました。
続いて右肩周り。
ぱっと見何か変わったの?って思われますがだいぶん変わっていました。
まずモードダイヤルの内容で、
「SCN」「パノラマ」がなくなり、「S&Q」「メモリー登録3」が追加されていました。
さらに動画用の「録画ボタン」の位置の見直しと、
「後ろダイヤル」が今までよりもう少し回しやすくなっていました。
あと、「AF-ON」というボタンが新たに採用。親指操作でのAFに対応します。
シャッターボタンもフラットなボタンから少し丸みを帯びたボタンになって
押しやすくなりました。ほんと一瞬のシビアなシャッターが切れそうです。
背面全体像です。
今までは「AF/MF」と「AEL」をレバーで切り換える方式でしたが、
それぞれ独立したのはありがたいですね。
液晶モニターは角度が変わるチルト液晶。
カメラ背面に対して上約107°、下約41°に可動します。
液晶モニターの画面サイズは7.5cm(3.0 型) TFT 駆動でα7RIIと同じで、
解像度が1,228,800ドット→1,440,000 ドットにアップ。
さらにタッチパネルを採用。
タッチ操作によるAFポイント、素早いフレキシブルスポット操作が可能に。
これがまた凄い便利でした!
フォーカスエリアをフレキシブルスポット、
拡張フレキシブルスポットやゾーンなどのエリアを素早く切り換えることができる。
風景写真で三脚使用の時にこの機動性はめちゃめちゃ役に立ちますね。
これで隅のAFでもAFロックで微妙な焦点距離変化もなく
素早くばっちり合わすことができそうです。
実際は右手はシャッターボタンに添えたまま、
左手でAFスポットを素早くタッチで指定という使い方になりそうです。
こちらは動画でも撮影しているので後で見ていただけたらなと思います。
あと、フレキシブルスポットの枠移動はこのジョグレバーでも操作できる。
とりあえずフォーカスエリアをフレキシブルスポット系にしておけば、
ダイレクトでこのジョグレバーを操作して位置設定が素早く行える。
手袋をした場合での操作にも向いていますね。
続いて電子ビューファインダー(EVF)の紹介。
▼電子ビューファインダーのスペック。
・1.3cm (0.5 型) 電子式ビューファインダー、3,686,400 ドット、Quad-VGA OLED
・明るさ調節機能:(オート、マニュアル(5 段階))、色温度調整機能(5 段階)、
・視野率:100%
・倍率・約0.78 倍 (50mm レンズ、無限遠、-1m-1)
・視度調整機能] -4.0~+3.0m-1
・アイポイント:最終光学面から約23mm、接眼枠から約18.5mm
・撮影ヒストグラム表示、設定値のリアルタイム反映、デジタル水準器、グリッドライン、ピント拡大、ピーキング(レベル:高/中/低/切、色:赤/黄/白)、ゼブラ
・グラフィック表示、全情報表示、情報表示なし、ヒストグラム、水準器
・設定値のリアルタイム反映:ON/OFF
・ファインダーフレームレート選択:STD 60fps / HI 120fps
これはファインダーの中身をカメラで撮影したもの。
α7RIIとの違いはファインダーの見える大きさは同じだが、
解像度が2,359,296 ドット→3,686,400 ドットと高精細化に。
よりピント拡大でのシビアなピント合わせができそうです。
さらにこれはα6300からだと思いますが、
ファインダーのフレームレート設定が高速(120fps)・標準(60pfs)から選べる。
高速にすれば速い動きでも滑らかに表示されるが解像感が低下するようです。
普段は標準がいいかなと思います。
あとファインダーのアイピースカップも今回新しいのがついていて
ロック機構が採用されていました。
α7RIIのアイピースカップも相当外れにくくなってたので
ここまで必要かどうかは個人的に更なる良さを感じれなかったが、
それでも外れてしまうって方にはお勧めですよ!
そして以前なら動画の録画ボタンがあった場所にはスライドのスイッチが。
実はメモリーカードスロットのオープン用にスライドレバーを採用。
NFCはグリップ側にあります。
スライドするだけでパカッと開きます。
メモリーカードはデュアルスロットで、ソニーストア大阪では
勝手に抜き差しができないよう
「スロット1」「スロット2」がテープで封印されていました。
発売前の商品なので、まだ撮ったデータを持ち帰れないんですね。
もちろん僕たち取材する側も同じなので
発売までにデーターを持ち帰ることができません。
ただ、スタッフさんが気を利かせてくださって、
取材のため一時的にテープを外してくださいました。ありがとうございます!
こちらがUHS-IIの高速読み書きのSDカード。
UHS-IIのSDカードに対応したソニーのカメラは「α9」が初めて。
もちろん、パソコンもUHS-IIの高速読み書きに対応したモデルが少ないため、
USB3.0接続のUHS-II対応SDカードリーダーも用意されている。
ちなみにVAIOでUHS-IIに対応しているのは
「VAIO Z Canvas」「VAIO S11」のみです。
以前に書いたブログで細かくUHS-IIの速度について説明しています。
>【新商品】業界最高クラスの速度を実現したUHS-IIに対応したSDカード「Gシリーズ」が登場!
SDカードをひっくり返すと今までとは違う接点構造ですね。
これが速さの秘密か。
いつかmicroSDでもこの速さが実現するときが来るのかな?
カードを差し込む向きです。
すでに購入された方は今の内からシミュレーションしておこう。
ちなみにUHS-IIに対応しているのは今挿し込もうとしているスロット1のみ。
ソニーストアではスロット1のみにUHS-II対応のSDカードが入っているので
RAW+JPEG設定ではなく、RAWオンリーで設定されていて、
記録メディア選択にスロット1に設定されていました。
大容量のRAWデータはこのスロット1に
UHS-II対応メディアを入れて使っていただけたらなと思います。
なのでRAW+JPEGの際は、
スロット2にJPEG記録用のUHS-Iの従来の高速なSDを使って
スロット1にRAW記録用のUHS-IIのSDを入れて使ってください。
これが高速連射を実現するためのベストな設定ですね。
連写設定は「連続撮影Hi」フォーカスモードは「AF-C」の状態です。
被写体が動きものではありませんが、
連写性能を動画で撮影してきたので、その速さをご覧ください。
約8秒間の連続撮影で161枚でした。
RAWファイルだというのに凄いバッファ容量ですね!
あと連写終了後バッファ容量が完全回復するのに44秒かかりました。
連写スタートからだと52秒ごとに約160枚の連写が行えます。
これは今までにないくらいの次元の違う連写性能なので
撮り鉄のかなでも安心して使える連写なので相当役に立つかも。
バッファ残量メーターがあるのは超便利!
連写はするけど、これで途中加減しながらタイミングが計れそう!
残量メーターが表示されていない場合は
「連写残量表示」から表示するかどうかを設定します。
再生ボタンを押せば、残り書き込み枚数が表示されます。
書き込みが終了しなくても気軽に再生できるのが良いですよね!
あと連写中画面が全くブラックアウトしないの分かってもらえました?
先ほどの動画では、枠が点滅してシャッターのイメージが分かります。
秒20コマは速すぎてタイミングなんて感じ取れませんけどね(笑)
でもないよりは安心感があります。
特に電子シャッター時に電子音をOFFにしたときは
サイレントシャッターになるので、
こうなると撮れてるかどうかも判断ができないのでやっぱ必要です。< br />
ちなみに先ほどの枠を「撮影タイミング表示」から4種類のタイプを選択でき、
先ほどがタイプ1のブラック枠、タイプ2がブルー枠。
タイプ3、タイプ4は枠が邪魔な方用に
4隅に控えめの四角がブラック、ブルーに点滅する。
好みで切り換えれるのが良いですね。
連写だけでなくAF性能が本当に凄すぎですね。
歩いてもらってそれを追いながら連写で撮影するんですが、
AFの食いつきっぷりが今までにない感じで感動しました。
あえて瞳AFを使わずに撮影しているんですが、
フォーカスエリア「ワイド」でフォーカスモード「AF-C」でも安心のAF性能。
先日娘の運動会がありましたが、
このAF性能、確実に運動会で欲しかったorz…
ほんといつかはこの組み合わせで
運動会をなど動きものを撮影してみたいなぁ~。
顔認識で顔を登録して、瞳AFで確実に撮れそうですね。
時間が無くって少しだけ撮影した動画をご覧ください。
いやぁ~本当に凄かったです。
発売前なのでα9で撮影したデータを持ち帰れなかったのが残念です!
ちなみに秒20コマですが、
最大60回/秒の演算によるAF/AE追随を実現しているので、
1コマごとに3回もAFを合わしなおしているのが最大のポイントかと!
そりゃAF会うよなって感じでした(笑)
あと、シャッター速度はメカシャッター時は1/8000とα7シリーズと同じだが
電子シャッター時は1/32000秒で撮影が可能なので
凄い速さの被写体でも止まったように撮ることができますね。
あと電子シャッター時の欠点であったローリングシャッター歪みも皆無。
高速読み出しでローリングシャッター歪みを抑え、
最高1/32,000秒の「サイレントシャッター」により、
ゴルフなどのスポーツ撮影でもローリングシャッター歪みもなく
無音シャッターでマナー違反なく撮影ができます。
まさに新次元のフルサイズ一眼カメラですね!
しかも他社よりコンパクトで軽いってのも利点ですよね!
続いて左側面の端子類をチェック!
・有線LAN端子
・シンクロターミナル
・マイク端子
・ヘッドホン端子
・HDMI マイクロ端子(タイプD)4K 動画/静止画出力
・マルチ/マイクロUSB 端子
有線LANって凄いですね。個人ではほぼ使われないかと思いますが、
報道用で大量の大容量データを高速通信で送りたいときには便利。
確実にオリンピックなどの速報データを送るための仕様かと。
あとEマウント初のシンクロターミナル。これで外部ストロボを有線で使えます。
それにしてもα9のボディによくこれだけのものが装備出来たなと。
やればできるじゃんって言うより、ボディスペースに余力を残してたな(笑)
ちなみにネットワークはWi-Fi、Bluetoothにも対応しています。
・Wi-Fi に準拠,IEEE 802.11b/g/n 2.4GHz帯(Wi-Fi スマートフォン転送)
・Bluetooth Ver. 4.1 (2.4GHz 帯)
底面です。
今回バッテリーが相当大きくなっているのにもかかわらず、
それでも余裕で収まっている。
α9は「Zバッテリー」を使用。これはEマウント初のバッテリーです。
従来のWバッテリー「NP-FW50」の2倍の容量を持つスタミナ性能。
容量は2,280mAhとなる。
正直また買いそろえないといけないのかって思っちゃいますが
大容量化は本当にありがたいですね!
今は4本持ですが、これなら2本で済むのかな?
今回縦位置グリップは試せませんが、
縦位置グリップだと2本セットできるので、これで1日十分に楽しめそうですね!
あと縦位置グリップ装着の状態での充電にも対応しているのが便利!
ぜひα9と一緒に揃えていただきたいですね!
あと縦位置グリップまでは要らないという方にお勧めなので
グリップエクステンション。
また後日別エントリーでご紹介したいと思うんですが、
こいつ、かなりいい仕事してくれます。
これは実際に試していただきたいけど
グリップエクステンションをつけてると凄くグリップ感が増して
より持った感じが安定します。
特にこの長くて重いレンズの時にグリップエクステンションがあると、
無い時よりも片手で楽に持てました。
なので縦位置グリップを買わない方にはお勧めなので
ぜひ体験してみてください!
ソニーストア大阪では撮影サンプルを大きなプリントで確認いただけます。
これを見ればAFの凄さがさらに分かりますよ!
いかがでしたか?
ほんとに凄いカメラでした!
AFに死角なし、高速連射&息切れ度合いに死角なし、
高速読み出しの電子シャッターにより
無音の高速シャッター&ローリング歪み解消など、
現時点で無敵のカメラとしか言いようがありません。
オリンピック撮影用に向けた
デジタル時代の新次元のカメラを投入することで
ニコンやキャノンユーザの牙城を崩すかもしれないこのモンスター機。
現に発売前から買い替えユーザーが増えているようで
これから世の中の動向が楽しみなカメラでした。
最後に、僕が本気でAF性能が凄いと感じた動画をご紹介。
>Sony a9 autofocus and responsiveness demonstration by DPReview.com
マジでやばいですよね!
僕は最初これを見て本気で欲しくなりました(笑)
(5/26発売)
▼デジタル一眼カメラ「α9」(Eマウントフルサイズ機)
・ILCE-9:498,880円+税 → 詳細・ご購入はこちら
とは言うものの、なかなか買える金額ではないのは百も承知。
でもカメラの進化の最終目標である
恐ろしいまでのAF性能がこれで手に入る。
世の中にこれより凄い民生用カメラは存在しないかもって思えたら
そんなに高い買い物ではないかもしれない。
考え方を変えて、3年に一度カメラを買い替えることを考えたら、
このカメラを持ってしまったら、次買い替える要素が見つからない。
画素数のアップ?さらなるAF性能?これ以上必要なのか?
って思えたら思い切って
今撮れなかったものをしっかりと撮ることができるα9を
長く使うって考え方で買っちゃえば良いんじゃないかと思う。
今まで数えきれないほど僕はカメラを買い替えてきました。
総額から考えればこの金額は安すぎです。
でもこれだけ買い替えてきたけど、全く持って歯が立たない。
これから出てくる20万円以下のα7シリーズの新モデルが出たとしても
ここまでのAF性能は持たさないと思うし、
この先α9意外のカメラに中途半端に買い替えても、
やはりAF性能&連写性能で及ぶはずもないのも分かる。
そう思うと無理してでも買って、
これ1台で長く使えば良いじゃないかと思えてきたら
この「α9」が凄くコストパフォーマンス的にも魅力を感じた。
もちろん、こんなのを手に入れたら、必然的に良いレンズも欲しくなってくる。
泥沼に陥りそうだが、アマチュアがカメラの性能で
簡単にプロを超えるといっても過言ではないので真剣に物欲が沸きました。
それでも風景写真メインならα7RIIがお勧めだけど、
AF性能ならα9が間違いなくおすすめです!
ていうかα9は世の中のお父さんにおすすめしたいカメラでした。
これがあれば運動会でも何でも間違いなく
撮った写真を後から確認するのが楽しくなるカメラですよね!
ほんと画角だけに集中ができそうです。
なんとか計画して手に入れる方法を模索しないとね(笑)
▼1月~5月に発表された新商品
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ちょっとしたお願いごとです。
もし、ソニーストア直営店(銀座・名古屋・大阪・福岡天神)で
商品ご購入の際には、当店のショップコード「2029001」をお伝えいただければ幸いです。
当店はソニーストアと業務提携をしている「e-ソニーショップ」です。
ホームページ・ブログを通してソニー製品の魅力をお伝えしつつ、
ご購入のアシストをさせていただいています。
ソニーストア直営店「銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神」など
リアル店舗でご購入の際には
当店のショップコードをお伝えいただくと当店の成績となります。
もし、ブログの内容など参考になり気に入っていただけるのであれば
ぜひともご協力いただければ幸いです。
厚かましいですが、よろしくお願いいたします。
▼店舗情報 -----------------------------
ソニーショップ ワンズ (ショップコード:2029001)
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