『SEL100M28GM』徹底スペックレビュー!10年ぶりのマクロレンズはGMレンズとして登場!
『SEL100M28GM』スペックレビュー!
こんにちは、ソニーショップ ワンズの takuです。
10年ぶりのマクロレンズはGMレンズとして登場しました!
それでは徹底スペックレビューをしていきたいと思います。
>マクロレンズ FE 100mm F2.8 Macro GM OSS 『SEL100M28GM』(ソニー製品情報)
>マクロレンズ FE 100mm F2.8 Macro GM OSS(プレスリリース)
FE 100mm F2.8 Macro GM OSS |
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>Introducing FE 100mm F2.8 Macro GM OSS | Sony | α Lens
まずはYouTubeの動画見ていただくと、これからの説明がより理解できるかと思うのでチェックしてくださいね!
まずは90mmマクロと100mmマクロのサイズ感はこれくらいあります。
長さが17.5mm、レンズの太さが2.4mm大きくなっているんだけど、重さはたったの44gだけ重くなってて、約646gと想像以上に軽量に抑えられている。
人間の錯覚効果で、大きなレンズを持ったら想像以上に軽かった時、めっちゃ軽く感じると思うレンズですね!
【SEL100M28GM】
・レンズ構成:13群17枚
・最短撮影距離:0.26m
・最大撮影倍率:1.4倍
・焦点距離:100mm(APS-C時:150mm相当)
・開放絞り:F2.8
・最小絞り:F22
・絞り羽根:11枚(円形絞り)
・フィルター径:67mm
・寸法(mm):最大径81.4×長さ147.9mm
・質量:約646g
・付属品:丸型フード(ALC-SH173)、ソフトケース
今回マクロレンズで最大撮影倍率が1.4倍とかなり大きく撮れるようになっています。
今までマクロレンズと言えば最大撮影倍率1.0倍(等倍)撮影ができるというのが一般的で、焦点距離の違いにで、離れても等倍で撮れるというのが中望遠マクロの強みでした。
新しい10mmマクロはレンズが1.8cm長くなっていますが、かなり近づけるということで、レンズ先端から被写体までの距離をワーキングディスタンスと言うんですが、約9.2cmとかなり近づけます。90mmマクロは最大撮影倍率が1.0倍(等倍)までなので、ワーキングディスタンスは長くなります。
もちろん100mmマクロでも1.0倍(等倍)撮影くらいならワーキングディスタンスも広げられるので、近づけない被写体なら最大撮影倍率1.0程度に留めておけばいいかと。
SEL90M28Gの作例 これが等倍撮影です。
等倍撮影とは?
等倍撮影とはセンサーに実物と同じサイズで写ることを表します。
ただこの写真だけ見てもピンとこないですよね!
この写真をフルサイズのセンサーと同じ大きさにしてみて、この時に100円玉の大きさが実物大になっているってのが等倍撮影。
撮った写真を実際に測定してみると、ピンク色の円が100円玉の実サイズ(直径22.6㎜)になるんですが、ほぼ実物大に近いサイズで撮れていました。
なので、SEL100M28GMの最短撮影距離で撮ると1.4倍で撮れるので、100円玉がフレームに収まらないことが分かります。
ILCE-7RM5 100mm 1/40秒 F2.8 ISO100
作例のクオリティがヤバいですね!
さらに今回は1.4倍/2.0倍のテレコンに対応しました!
・SEL14TC(1.4xテレコンバーター)
・SEL20TC(2.0xテレコンバーター)
1.4倍のテレコンを着ければ、最大撮影倍率2.0倍
2.0倍のテレコンを着ければ、最大撮影倍率2.8倍となる。
もちろん更に大きく撮るという点でも最大撮影倍率2.8倍はかなり魅力ですが、あまり被写体に近づけない状況なら、2倍のテレコンを付けて、等倍サイズにすればワーキングディスタンスをかなり広く撮ることができるのも魅力ですね!(*^▽^*)
テレコンの装着イメージを作ってみました。
さすがにワーキングディスタンスもシミュレーションしたかったけど、テレコンを付けた状態での最短撮影距離が公開されていなので作ることができませんでした。
これに関しては実機が届き次第、テスト撮影して最短撮影距離を調べないといけないですね!
2倍テレコンを装着したときのイメージです。
ILCE-9M3 200mm(+2X Teleconverter) 1/800秒 F11 ISO400
2倍のテレコンだと200mmマクロになりますね。被写体を限りなく大きく撮りたいのであれば、6100万画素のα7RVで撮影してトリミングするって言うのもかなり魅力的かと。
被写体との撮影距離を確保しながらも高倍率な撮影ができるため、近づきにくい被写体の撮影や、物撮りでのライティングスペースの確保、影の映り込みを避けた快適なマクロ撮影が可能。
中望遠マクロにもなれば進化しないといけないのが、手ぶれ補正。
レンズ内 5軸手ぶれ補正が搭載されていて、Yaw,Pitchの角度ブレに加えて、X/Yの上下左右のシフトブレと今回マクロレンズならではの前後方向のZ軸の手ブレを実現。
前後方向はそのシチュエーションによって機能する形となるので常に5軸かというとそういうわけではなさそうです。必要に応じて前後方向のブレが働くようになっている。
さらにカメラ本体のボディ内回転ブレにも対応するので、6軸手ブレ補正とは謳っていませんが、6つの手ブレ補正でアシストしてくれるのはα史上初。
ILCE-7RM5 100mm 1/60秒 F2.8 ISO100
G Masterならではの圧倒的な描写性能
・超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズ2枚、ED(特殊低分散)ガラス2枚を採用することにより、色収差など諸収差を低減
・高い円形形状を保つ、新設計の11枚羽根円形絞りユニット
・最新の光学設計による、G Masterならではの自然でやわらかいぼけ描写
・「ナノARコーティングII」により、ゴーストやフレアを抑制し、優れたコントラストと鮮明さを実現した、ヌケの良いクリアな画質
とにかく11枚羽根による玉ボケの綺麗さを見れば進化を感じずにはいられない。
大きな玉ボケの中に玉ねぎの断面のような輪線ボケも発生していなくて凄く綺麗ですね!(*^▽^*)
▼レンズ構成(13群17枚)
最新の工学設計に加え、製造時に球面収差に細心の注意を払った調整を行い、理想的な解像感とボケのバランスを実現している。
・XA(超高度非球面)レンズ×2(収差を効果的に最小限に抑える)
・ED(特殊低分散)ガラス×2(色収差抑制)
ILCE-7RM5 100mm 1/2秒 F7.1 ISO800
・ナノARコーティングII(フレアとゴーストを効果的に抑制)
・インターナルフォーカシング
・フローティングフォーカス機構(近接撮影性能を高めながら、コンパクトな鏡筒設計を可能に)
ソニー独自のナノARコーティング技術により、レンズ表面に均一な反射防止コーティングを施し、フレアやゴーストを効果的に抑制して、ヌケの良いクリアな画質を実現。
またレンズの工学設計により、内部反射を効果的に抑制します。
静止画と動画に対応した高度なAF(オートフォーカス)性能
10年前の90mmマクロでもマクロレンズの常識を打ち破って恐ろしく速いAFを実現していましたが、無限遠から最短撮影距離までのAFの速さが最大1.9倍さらに高速に!
4基のXD(extreme dynamic)リニアモーターを搭載したフローティングフォーカス機構を採用していて、マクロ撮影における非常に浅い被写界深度でも、最適化されたアルゴリズムでフォーカス機構を精密に制御し、高速で正確なAFを実現している。これにより、α9 IIIの最大120コマ/秒のAF追随連写や、4K 120pのスローモーション動画撮影時も、AFがスムーズに被写体を追随することができる。
200mm(+2xテレコン) 1/2000秒、F8.0、ISO400
こんな飛んでる昆虫でも、高速AFに対応することでマクロレンズで捉えることができる。
フォーカスリングをカメラ側に引くとAFから「FULL MF」に切り換えることができる。
フルマニュアルフォーカスならレンズにプリントされているこの赤枠の目盛りを参考に設定できるので、この数字の見方をご紹介。
まず青色文字は「倍率目盛」と言って、
被写体がセンサー上にどれくらいの大きさで写るかを表している。
1:1 実物大(センサー上に実物と同じ大きさで写る:等倍)
1:2 半分の大きさで写る(1/2倍)
1:3 3分の1の大きさで写る(1/3倍)
サイズのイメージを作ってみました!1/2倍と言っても面積で言うとイメージしづらいですよね。
例えば、100mmマクロを使って今から仕事で等倍撮影をしないと行けない時に「FULL MF」に切り換えて青文字の「1:1」に目盛りを合わせればカメラを前後してピントが合った時に等倍撮影したことになります。こういった指標だと思っていただけたらと。オートフォーカス時だと等倍撮影なのかどうか全く分かりませんからね。
続いて、オレンジ色と白色は「距離目盛」と言って、
ピントが合う被写体までの距離を表している。
オレンジ色はフォート(f)表示で白色はメートル(m)表示。
日本人ならメートル表示が分かりやすいと思うので、オレンジ色は忘れて白色だけを見れば良い。
目盛りから距離と倍率のイメージを作りました。あくまで目盛りをなんとなく読み取って作ったので多少の誤差はあるかもしれませんが雰囲気で見てもらえたらと思います。
できれば日本人向けにオレンジのフィートのかわりに、オレンジで、0.35mの場合1:1.8って書いてくれてたらなんとなくイメージしやすいかなと思いました。まぁ~どのみに1/3.5なんて脳内でイメージできないので等倍と1.4倍以外はちょっとイメージしにくいですよね(泣)
それではボタンやスイッチ類を見ていきましょう!(*^▽^*)
100mmマクロになってレンズ側に「AF/MF」切り替えスイッチがつきました。
90mmマクロはフォーカスリングを前後に動かして「AF/MF」を切り替える「FULL MF」にしか対応していませんでしたが、100mmマクロはどちらでも切り換えて使えるようになったのは良いですね!
フォーカスホールドボタンは左側と上側に2箇所用意されている。
絞りリングも今回初実装ですね!GMレンズユーザーで慣れてる方には良いですよね。
今回「FULL TIME DMF」に対応していて、ON/OFFで切り替えることができる。フルタイムDMFとは、AF使用時にフォーカスリングを回すと自動的にMFに切り換わり手動でピントを微調整することが可能。逆に使いたくないときのためにOFFにすることができる。
フォーカスリミッターももちろん搭載していて、「FULL / ∞ – 0.5m / 0.7m – 0.26m」に切り替えることができる。
例えばピントが外れて一番遠くにピントが外れると戻すのに少し時間かかるけど、そもそも遠くにピントが合わないようにしておけば近場で合わせ直すので煩わしさが減って便利になります。
OSSは手ぶれ補正のON/OFFのことで、Optical Steady Shotの略でOSSとなる。
三脚を使うときには誤作動でおかしくならないように手ぶれ補正を切るほうが良いと言われています。
僕はほとんど三脚使ってても手ぶれ補正を切ることはないけど、なんかしっくりこないと思ったときだけ手ぶれ補正をOFFにしたりしています。
写真では見えにくいですが、「IRIS LOCK」スイッチで絞りリングをAで固定したり、F2.8~F22の範囲で固定したりできり。
あとレンズの反対側には「CLICK」のON/OFF切り替えスイッチも備える。
レンズは防塵・防滴に配慮した設計を採用。屋外での撮影環境にも耐えられる信頼性を確保している。防水ではないので、無茶は禁物ですが(笑)
最前面のレンズに施したフッ素コーティングにより、レンズ表面に指紋、ほこり、水滴、油、泥などが付きにくく、付着しても簡単に取り除ける。
現在ソニーで販売しているマクロレンズです。今回100mmマクロの登場で4本目。
ハーフマクロ機能が付いた「SEL70200G2」も入れれば5本目って感じです。
今回GMレンズはかなりの機能・性能盛り沢山ですね!
距離目盛・撮影倍率目盛りは90mmと100mmの2機種だけです。
100mmマクロと90mmマクロの仕様比較をご紹介。
赤い文字はそのモデルの進化点です。
レンズフードの取り付けイメージです。
丸型フード(ALC-SH173)で、SEL50F14GMに付属するレンズフードと共通になります。
ついつい被写体に近寄りがちなので、レンズフードでレンズを守るという意味で装着しておくことをおすすめします。
いかがでしたか?
ソニーストアでは10/7㈫10時より先行予約販売が開始します。
正確な価格はその日に分かりますが、市場推定価格20万円前後という情報だけ分かっています。
経験上、ソニーストアの販売価格は20万円ほどだと思うので、割引クーポンやラッキー抽選会、提携カード決済3%OFFなど、一番オトクに買える方法なら17万円ほどで買えるかもしれませんね。
詳しくはページ下のソニーストアでのお得な買い方をご確認ください。
お近くの方はワンズでもご購入いただけます。10-12月の3ヶ月間ワンズフェアを開催しているので、ソニー製品全般(ゲーム除く)がさらにお得にご購入いただけるのでご来店いただけると幸いです。
思ってた以上にGMレンズの価格がお求めやすい価格になっていたので、90mmマクロが2万円ほど値下げしてもGMレンズの方が遥かに魅力を感じます。
ただでさえ1.4倍大きく撮れるのに加えテレコン対応でいろんな楽しみ方ができるので、これから買おうと思われてる方はGMレンズがおすすめですね!
玉ボケや周辺の解像感は圧倒的にGMレンズに軍配が上がるので、ご検討いただければ幸いです(*^▽^*)
FE 100mm F2.8 Macro GM OSS |
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『SEL100M28GM』スペックレビュー!
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TEL:0794-63-7888、URL:https://www.ones.co.jp
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