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【α7V セットアップレビュー（3）】 RAW/JPEG 『画質 設定編』をご紹介（どっちが良いの？）
α7V セットアップレビュー
こんにちは、ソニーショップ ワンズの takuです。
α7V セットアップレビュー RAW / JPEG 『画質設定編』をご紹介します。
JPEGが良いの？RAWが良いの？違いなどを分かりやすくご説明。
▼α7V セットアップレビュー
＞【α7V セットアップレビュー（1）】おすすめ『カスタムキー設定編』をご紹介！
＞【α7V セットアップレビュー（2）】『電源オプション設定編』をご紹介！
RAW/JPEG『画質 設定編』
MENU ＞ 撮影 ＞ ①画質/記録 ＞ 画質/画像サイズ設定
画質/画像サイズ設定
ここで、ファイル形式に「RAW」や「JPEG」が選べるようになる。
ファイル形式は、デフォルトで「JPEG」になっているので、以下の3種類から選べる。
▼ファイル形式
・RAW
・RAW+JPEG
・JPEG
RAWとは 生のデータのことで、色味の味付けやノイズ処理など何も適応されないので、RAW現像が必要なファイル形式となる。
なので、DROやクリエイティブルックなどの設定は適応されない生のデータだと思ってください。ホワイトバランスだけは撮影時の設定が適応されますが、後から自由にホワイトバランスを帰ることができるのが特長です。
RAW現像ができるアプリは以下に。RAW現像できたらJPEGやTIFF形式で書き出して保存するという流れです。
▼RAW現像アプリ
・Imaging Edge Desktop（ソニー純正アプリ：無料）
・Adobe Lightroom（有料サブスク：1,480円/月(税込)）
・SILKYPIX PRO12（有料買切り）
・Capture ONE（有料サブスク＆買切り）
・Luminar（有料：買切り）
・DxO PhotoLab9（有料：買切り）
現在Adobe Lightroomの最新のCamera RAW 18.1.1で、α7VのRAW現像に対応しています。
ただし条件があって、現時点では「ロスレス圧縮」で撮影したRAWのみとなります。
RAW記録方式
RAW記録方式には3種類あって、お好みで選べるようになっている。
ちなみに、α7Vは有効3,300万画素あるので、イメージサイズは「7008×4672」となる。
あと3,300万画素は（33 M）とも言って、これは 33 million（ミリオン=百万）から33Mとも言われる。
▼RAW記録方式
・ロスレス圧縮
・圧縮（画質優先）
・圧縮
まずロスレス圧縮とは何か？
以前「非圧縮」というRAW・記録方式がありましたが、画質的には「非圧縮」も「ロスレス圧縮」も同等の画質で最高画質になります。
ロスレス圧縮は言葉の通り、ロスのない圧縮という「可逆圧縮」を採用していて、解凍すると「非圧縮」と同じ画質になるので、今回から「非圧縮」はなくなりました。
現在Adobe Lightroomは、このロスレス圧縮のみRAW現像に対応しているので、RAW現像される方は、今はこちらを選択してくださいね！
続いて、圧縮（画質優先）
α7IVの時にロスレス圧縮(M)(S)でイメージサイズを下げた圧縮があったんですが、イメージサイズを下げなくてもロスレス圧縮(M)(S)よりも容量を小さくすることに実現した新しいRAW記録方式です。
こちらは、小さく軽量なファイルサイズながらも、高画質を維持したRAW記録方式で、高速のメモリーカードを使うと連続可能枚数は約170枚程度となります。
続いて、圧縮
こちらも小さく軽量なファイルサイズで、小売的な圧縮で高速連続撮影に最適で、高速のメモリーカードを使うと、連続撮影可能枚数1000枚以上となる。
結局どれを選んだら良いの？
一般的には「圧縮RAW」で十分です。とくに明るい昼間の写真だとそこまで違いは分からないと思います。
フォトコンや写真を大きくプリントされる方、星空の夜景など本気で綺麗にRAW現像して残したいって方は「ロスレス圧縮」がおすすめですね！
JPEG画質
続いてJPEG画質について。
まずJPEGとは？
こちらは圧縮を前提とした、世の中で一般的に扱える静止画像を保存するためのファイル形式です。
JPEGの画質を上げたり下げたりすることで、ファイルサイズ大きくしたり小さくしたりできます。
▼JPEG画質
・X.FINE エクストラファイン
・FINE ファイン
・STD スタンダード
・LIGHT ライト
RAW+JPEGを選ばれた方で、基本RAW現像される方は、JPEG画質は「ファイン」でも良いかもしれない。
JPEGオンリーの方なら「エクストラファイン」がおすすめかな。エクストラファインは限りなくRAWに近い画質のJPEG画像だと思ってください。なので容量はそこそこ大きくなります。
ちなみに、この写真をそれぞれのファイル形式・画質で容量の違いを見てみよう。
敢えて細かく複雑な模様の写真を撮ってみました。
▼RAW
・ロスレス圧縮：49.3MB
・圧縮（画質優先）：27.5MB
・圧縮：26.5MB
▼JPEG
・エクストラファイン：27.6MB
・ファイン：15MB
・スタンダード：9.59MB
・ライト：7.39MB
ねっ！JPEGのエクストラファインは、RAW圧縮（画質優先）と同じような容量でしょ！
それならRAW圧縮（画質優先）で良いじゃん！って思うかもしれませんが、JPEGは後で現像しなくてもノイズ処理もされてるし、好みの雰囲気で撮れる「クリエイティブルック」でカメラ内RAW現像が事前に行えるので、後での現像ではなくて先に好みのイメージを作ってJPEGで記録してくれるという手軽さがウリなんですね。
クリエイティブルックはいわゆるプリセットのようなもので、デフォルトがスタンダード「ST」、ビビッドやセピアなど、全12種類が用意されている。
画面の「タッチ機能アイコン」から呼び出せます。
▼クリエイティブルック
・ST（スタンダード）
・PT（ポートレート）
・NT（ニュートラル）
・VV（ビビッド）
・VV2（ビビッド2）
・SH（ソフトハイキー）
・FL（フィルム）
・FL2（フィルム2）
・FL3（フィルム3）
・IN（インスタント）
・BW（ブラック＆ホワイト）モノクロ
・SE（セピア）
この12種類のルックから好みのルックを選んで、さらにそこから以下の設定を適応させてカメラ内現像で好みの雰囲気に追い込んでいくことが出来ます。
・コントラスト
・ハイライト
・シャドウ
・フェード
・彩度
・シャープネス
・シャープネスレンジ
・明瞭度
こうやってJPEGは後から現像ではなくて、先に現像してノイズ処理もされて綺麗なJPEG画像として保存されるので、撮って出し派にはおすすめのファイル形式ですね！
撮って出し派の方はこの辺を駆使していい雰囲気で撮るので、最初に触るか、RAW現像で後から触るかの違いですね。
せっかく良い雰囲気のクリエイティブルックを設定してもRAW記録のみの方はなんの意味もないのでリエイティブルックの設定はする必要ないです。
ちなみに、こちらがRAW撮って出し。味つけなしの地味な写真になります。
RAW現像のBEFORE → AFTERです。
RAWの撮って出しって味付けのない地味な色合い明暗度なのでAFTERになるようにRAW現像にこだわっています。
これはJPEG撮って出しです。クリエイティブルックで「SH（ソフトハイキー）」を選んでから、ハイライト・コントラスト・シャドウ・フェード・彩度などを細かく設定することで、カメラ内RAW現像でこんな色合いコントラストで良い雰囲気で「JPEG」で記録することが出来るので、JPEG派の方は設定極めて撮ってくださいね！ノイズ処理もしっかりしてくれてるのでほんと綺麗なJPEGになります。
でも個人的にはしっかりRAW現像して、空の明るさを抑えて人間の目で見た雰囲気に近い現像が楽しいですね！
まとめ
RAW+JPEGで撮ってる方で、RAW現像しかされない方はJPEGも一緒に撮る必要ないと正直思います。無駄に容量が大きくなってしまうので。あとクリエイティブルックの設定もこだわってやっていないのであれば、RAWのみで良いかと思います。
JPEGだけの方は、DRO（Dレンジオプティマイザー）の設定をしたり、クリエイティブルックの設定を駆使して現像後のイメージに近づけた設定で楽しんでもらえたらと思います。とにかくJPEGは後から色温度の設定をすると不自然になるのでそこは注意ですね！ただしノイズ処理もしっかりしてくれるので決してJPEGが悪いわけではないんです。とにかくJPEGのみの方なら高画質の「エクストラファイン」設定がおすすめです。
RAWのみの方、RAW現像ソフトが必要にはなりますが、RAW現像をマスターするとダントツに自由自在に綺麗にイメージ通りの現像ができるのでおすすめです。
あと、メカシャッターと電子シャッターの違いで暗部の画質がかなり変わってくるので、次回はメカシャッター・電子シャッターの違いや、α7Vならではの性能「16STOPのダイナミックレンジ」についてご説明できたらなって思います(*^▽^*)
▼α7V セットアップレビュー
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α7V セットアップレビュー
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