5年ぶりにさらなる音質アップを実現したウォークマン最高峰モデル「NW-WM1ZM2/NW-WM1AM2」実機レビュー！

　
こんにちは、ソニーショップ ワンズの takuです。
5年ぶりにさらなる音質アップを実現したウォークマン最高峰モデル「NW-WM1ZM2/NW-WM1AM2」の実機レビューをお届けします！
　

　
　

　
様々な音質アップを図ってどちらも全モデルより音質がパワーアップしています。
今回はAndroid OSを復活させて、AmazonMusicやSpotify・YouTubeMusicなどのストリーミングサービスも楽しめるように配慮しつつ、音質も格段に向上しバッテリー性能も大容量化してさらなるロングバッテリーを実現している。
　
筐体に無酸素銅の金めっきシャーシや、アンプからヘッドホンジャックまでを贅沢にキンバーケーブルを使った「NW-WM1ZM2」は、ウォークマン最高峰のシグネチャーシリーズとして圧倒的な重量と音質で聴くと違いは一目瞭然だ。
ただし、もちろん「NW-WM1AM2」も同じ回路設計なので音質のヤバさは間違いなく、前モデルから音質は確実に向上している。
この両者の違いは材質による恩恵の差で、ここまで違ってくるかって言うのが値段の差に現れているのかもしれないです。
いや、どちらかというとコスパでは「NW-WM1AM2」が良い線いってると思ったほうが良いのかもしれないですね！(*^▽^*)
　

型番	NW-WM1ZM2	NW-WM1AM2
OS	Android 11	←
液晶	5.0型 HD(1280×720)	←
Wi-Fi	IEEE802.11 a/b/g/n/ac	←
Bluetooth コーデック	Ver 5.0 SBC、AAC、apt-x LDAC、apt-x HD	←
容量 (実使用可能)	256GB (約215GB)	128GB (約103GB)
筐体（ｼｬｰｼ）	無酸素銅切削金めっき(純度99.99%)	アルミ切削
リアカバー	アルミ切削	アルミ
ｱﾝﾌﾟ→ﾍｯﾄﾞﾎﾝｼﾞｬｯｸまでの 内部配線	太ｷﾝﾊﾞｰｹｰﾌﾞﾙ	無酸素銅ｹｰﾌﾞﾙ
ﾌﾙﾃﾞｼﾞﾀﾙｱﾝﾌﾟ s-master HX	○	○
DESS Ultimate	○	○
DSDﾈｲﾃｨﾌﾞ再生 (DSD 11.2MHz)	○	○
PCM 384kHz /32bit再生	○	○
DSDﾘﾏｽﾀﾘﾝｸﾞｴﾝｼﾞﾝ	○	○
ｽﾄﾘｰﾐﾝｸﾞ対応	○	○
USB Type-C (USB 3.2 Gen1)	○	○
USB DAC	○	○
バッテリー	最大40時間	←
充電時間	約4.5時間（100%） 約3時間（約80%）	←
寸法（mm）	約75.6×141.4×20.8	←
最大寸法（mm）	約80.5×142.5×21.0	←
質量	約490 g	約299 g

　
　
 
　
それでは新しいウォークマンを見ていこう！
　
　

　
とにかくデカい！
前モデルと比べると驚くほど大きくなりました（笑）
　

　
サイズはかなり大きくなったのに、重さはそこまで差がなかったので安心しました（笑）
液晶のサイズが大きくなったけど、ジャケットのサイズは同じくらいの表示サイズで画面の構成に余裕がありますね。
ちなみに、音楽再生中はジャケット写真の背景が、ジャケットの雰囲気に合わせた色のグラデーションで表示されるようになりましたよ！
　
画面も大きくなっているにも関わらずバッテリーのスタミナ性能が上がっているのは嬉しいですよね！

　
ボタン系は逆に小さくなったっていう印象でした。
ただ、背面がフラットではなくなったので持ったときに引っかかりができて安定して
　
　

　
背面デザインはこんなに変わりました。
何気に「NFC」は無くなっていますよ。
　
　

　
柔らかい素材の黒い部分の質感やデザインもかなり変わりました。
　
　

　
端子はWM-PORTから待望の「USB Type-C」に変更。
充電時間が速くなっただけでなく、転送速度もUSB2.0→USB3.2になってハイレゾ音源の大容量データもあっという間に転送できるようになった。
　
　

　
microSDはトレイ式になりました。
本体の容量は256GBですが、microSDでいくらでも容量を拡張できるのが良いですね！
512GB、1TBなど、必要に応じて拡張できますね。
　
続いて、高音質を実現した内部のこだわりを見ていきましょう。
　
　

実は何気に無酸素銅の純度を上げて高音質化を実現しています。
「WM1Z」では純度約99.96%の無酸素銅を使用していましたが、「WM1ZM2」では、純度約99.99%の無酸素銅を使用しています。
純度があがったことで、不純物が1/4に減少して抵抗値を低減。低インピーダンス化と高剛性を両立し、さらに伸びのある澄んだ高音やクリアで力強い低域を再現し音質向上に貢献している。
無酸素銅は加工が困難で、アルミの約1.5倍の加工時間がかかるみたいですが、それを贅沢に削り出して作っているのが「WM1ZM2」の金額の高さにも繋がってますが、音質を最優先したための贅沢な筐体となる。
さらに、贅沢に削り出した無酸素銅に純度約99.7%の高純度の金メッキを施すことにより、音質効果と高剛性を両立。
金メッキの下地には非磁性体の三元合金メッキを採用して、大幅な抵抗値の低減。金メッキにより接触抵抗低減と酸化防止。非磁性めっきにより磁気による影響を抑えます。
　

　
背面に削り出しのアルミ切削リアカバーを使用し、高剛性を実現。透明感があり、力強い表現が可能。音場も広く、微細音も聴こえる。
筐体と基板の間に金メッキを施した無酸素銅切削ブロック（純度約99.96％）を据え付けることで、インピーダンスを大幅に低減。CPUや内蔵メモリーなどを搭載したデジタルブロックのグラウンド安定性を高め、静寂から立ち上がるクリアな音質を実現します。
　
　

「NW-WM1AM2」は無酸素銅の代わりにアルミの削り出しを贅沢に採用。
　

　
剛性に優れたアルミ切削筐体と「WM1ZM2」にも採用している無酸素銅切削ブロックの組み合わせにより、低インピーダンス化を実現。クリアで力強い低域を再現します。
さらにリアカバーの材料を一体型アルミにすることで、高剛性化を実現。低インピーダンス化したことで、伸びのある透明感を実現している。
　
　

　
「NW-WM1ZM2」では、アンプからヘッドホンジャックまでの接続ケーブルに、太いキンバーケーブルを採用。より力強くなめらかな音質を再現。

DMP-Z1で採用したKINBER KABLE社の4芯Braid(編み)構造のオーバーバンド用大口径ケーブル(MUC-B20SB1と同仕様)を贅沢に採用。外部ノイズを遮断し、高品位なオーディオ信号の伝達に寄与。
「NW-WM1AM2」でも、無酸素銅を使った「OFCケーブル」を使っている。
　　
　

　
このようにシャーシの造りや素材の違いと、アンプからヘッドホンジャックまでの接続ケーブル、本体容量などが「WM1ZM2」と「WM1AM2」の音質と値段の差となります。
　
　

続いて共通の高音質パーツを見ていきましょう。
オーディオブロックの電源のバイパスコンデンサーには全てにFTCAP3を採用。
FTCAP3ではコンデンサー内部構造の更なるチューニングを実施し、据え置きオーディオ機での開発ノウハウを生かし、耐振動性を向上させることで、表現力と音のクリアさがアップしている。
　
大元電源に大容量かつ低ESRの新開発固体高分子コンデンサーを採用
急激な電圧低下を防いで正確な信号出力を可能にし、クリアで力強い低音域を表現します。またデジタル電源ブロックには新たに巻き線コイルを採用し、雑味のないピュアな音質を実現。電源インピーダンスを従来比約1/10まで低減しました。
　
　

バッテリー電源ケーブルにOFCケーブルを採用し、低インピーダンス化を図っている。高域の透明感と低域の力強さがアップすることで表現力の向上を実現。
　
　

金を添加した「高音質はんだ」を使用。
ヘッドホン出力はんだ付け部を含む、すべての接続部分に高音質はんだを採用。
手付はんだ部に加えてウォークマンでは初めてリフローはんだ部にも金を添加した「高音質はんだ」を使用することで、微細音の再現力を増し、広がりや定位が向上。
　
　
その他、高品位なパーツは以下に。
・基盤レイアウトの最適化によるS/N感の向上。低誘電率基盤を新たに採用。
・新開発「金蒸着・超低位相ノイズ水晶発振器」を搭載。クロックの最適化を実現。
・銅メッキを施した大型高音質抵抗を採用
・高品位な電気を作る「超低ノイズLDOレギュレータ」
・バランス出力のLCフィルターに「大型コイル」を搭載
・バランス出力のミュート回路に大型の「機械式リレー」を採用
　
　

　
左右の音を完全に分離するバランス出力に対応。
接続安定性の高いΦ4.4mm（JEITA統一規格）ヘッドホンジャック(5極)のバランス接続を採用している。
バランス出力では左右の音を完全に分離し、グラウンドを介さずに音の信号を出力可能。
ステレオ感に悪影響を与えるクロストーク（左右の信号の混信）を限りなく低減し、ノイズの少ない低歪で繊細なサウンドを再現する。
バランスのヘッドホンジャックは、日本ディックス製の高性能ヘッドホンジャック「Pentaconn」を採用。
　
　

　
もちろんバランス接続で聴かないとこのウォークマンの価値が感じられないと思います。
でもどんなヘッドホンでもプレーヤーの性能でヘッドホンのポテンシャルも底上げされるので、従来のステレオミニ端子でも楽しめるようになっています。
　
　

　
音好きの方がこだわっているエージング時間。
今回は、ステレオミニ端子での再生時間とバランス端子での再生時間を別々に管理できるようになっていました。
再生時間200時間を目安に、エージングによる音の変化も楽しむのも良いかもしれないですね！
　
　
続いて高音質設計を見ていこう。　
　

ハイレゾ再生対応の高性能フルデジタルアンプ「S-Master HX」を搭載。
DSDネイティブ再生（最大11.2MHz）や高出力に対応。
DSDネイティブ再生（最大11.2MHz）およびリニアPCM再生（最大384kHz/32bit）に対応。また、アンバランス接続時は60mW＋60mW（16Ω）、バランス接続時には250mW＋250mW（16Ω）の実用最大出力を実現。
　
　

「DSDリマスタリングエンジン」を搭載
入力されたすべてのPCM音源を11.2MHz相当のDSD信号に変換する「DSDリマスタリングエンジン」を搭載。ソニー独自のアルゴリズムにより元のデータの情報量を損なわず、すべてのPCM音源を11.2MHz相当のDSD信号に変換。ON/OFFが可能なので、好みにより切り替えて使用可能。
　
　

　
AI技術によりハイレゾ音源にさらに近づいた「DSEE Ultimate」
ロスレス音源にも対応し、44.1kHz/16bitの音源を最大192kHz/32bit相当まで拡張。
膨大な楽曲データを学習しているAI（人工知能）技術により、リアルタイムに楽曲の情景を分析し、最適にハイレゾ級高音質にアップスケーリング。ビットを拡張しサンプリング周波数を高め、最大192kHz/32bit相当まで拡張。AI技術を用いることで曲を自動で判別、微細な音の再現性を向上。またAIアルゴリズムの進化により、CD音質相当音源（44.1kHzおよび48kHz/16bit）のアップスケーリング性能も高めている。
　
　
・アナログレコード特有の音響現象を再現する「バイナルプロセッサー」を搭載
・豊かな低域を実現する「DCフェーズリニアライザー」
・高品位な10バンドイコライザー（31Hz-16000Hz）
　

　
USB Audio対応で、USB DACアンプ等と接続して楽しむことができる。
USB DACアンプ等とデジタル接続が可能。非同期方式（Asynchronous）により、USB転送時に発生するジッターを極小化することで高音質を実現します。また、PCM出力だけでなく、DSD RAWの出力も可能。（PCM：最大384kHz/32bit、DSD RAW：最大11.2MHz/1bit）。
　
さらにUSB-DAC機能」にも対応。
パソコンとウォークマンを接続し、パソコンの音楽をハイレゾで楽しむことができます。PCM出力だけでなく、DSD RAWの出力にも対応しました（PCM：最大384kHz/32bit、DSD RAW：最大11.2MHz/1bit）。ウォークマンの設定でDSEE Ultimateやイコライザーなどの音響処理を適用し、高音質パーツを生かし、バランス接続で音楽を楽しむことができる。
　
　

　
それでは実際にどれだけ音質が進化したかを聴いてみました。
まず聴き比べしたヘッドホンが「MDR-1AM2」。
バランス接続で前モデルの「NW-WM1Z」との聴き比べです。
　
正直、僕はあまり耳が良い方ではありませんが、これは明らかに違いを感じることができました。
うまく表現できませんが、声の響き方や空間の広がりの違いがはっきりをわかります。
最高峰のヘッドホンじゃなくってもそれがよく分かりました。　
　
　

　
そうなると最高峰の「Signatureシリーズ」で聴き比べたくなるじゃないですか！
ほんとヤバいです！没入感半端ないです。
一度聴いてしまうと戻れなくなってしまいそうでした（笑）
　
　

　
快適な操作性を実現するAndroid 11を搭載。
Wi-Fiも復活して高速の802.11acにも対応する。
Google Playストアからアプリのダウンロードできる魅力も復活した！
ただしこのウォークマンはGPSは搭載していないので、GPSを必要とするアプリでは100%楽しめないのでスマホ的な代わりにはならないと思ったほうが良さそうです。
　
　

　
もちろんAndroidが復活した目的はサブスクなどのストリーミングオーディオアプリも高音質に変換して楽しめる所！
今どきの視聴スタイルにも対応して幅広く音楽を楽しむことができるようになった。
「Headphones Connect」　アプリや「Music Center」などのソニー製アプリも動かせるので楽しさは色々と増えますね。
あとYouTubeなどの動画コンテンツの音声も高音質で楽しめるので、ミュージックビデオや映画など、アップスケーリングで良い音で楽しむことができます。
　
　

　
再生中アルバムのジャケット表示だけではなく、ハイエンドモデルでも遊び心が入っていました。
再生画面にカセットテープを表示にチェックを入れると…
　
　

　
このようにカセットテープのUIに変わります。
曲のタイトル、アーティスト名もリアルに表示されて、テープが回っているギミックがなんとも懐かしくて癒やされます（笑）
僕ら40代以上の年代の方だったら懐かしく感じて、このギミックにハマってしまいそうですね（笑）
音源のフォーマットやビットレートによって、テープのイメージが変わります。
CD音源（FLAC、AIFF）ならハイポジのテープイメージ。
ハイレゾ音源（FLAC、AIFF）でMETALテープイメージ
ハイレゾDSD音源（DSD）ならMETAL Masterテープのイメージとなります。
いろいろな音源を用意すれば、もっと細かくテープイメージが用意されているので、いろいろ見つけてみてくださいね！
　
　

　
今回液晶画面が大型化して、狙ったわけではないみたいですが、カセットテープのサイズ感がバッチリなんですよね！
よりカセットテープ時代のウォークマンを思い出すようなサイズ感となっています（笑）
　
　

　
この機種だからって最高のヘッドホンしかだめって思わないで、利用シーンに合わせて手軽なワイヤレスで聴いてみたり、じっくり最高の音で楽しみたい時はシグネチャーシリーズの最高峰のヘッドホンで楽しんだりしていただければと思います。
　
　

　
いかがでしたか？
無酸素銅切削筐体とアルミ切削筐体で重さと音質・値段が違ってきますが、音質の差（価値観）はその値段分あるかどうかは実際に聴いていただいて決めていただければと思います。
音マニアの世界は青天井で、現時点で最高の音質に凄く贅沢な素材の使い方をしている分高コストになってきます。
しかし、アルミ切削筐体の「WM1AM2」の基本設計は同じなので音が悪いわけではなく、前モデルの「WM1A」よりかなり良い音でたのしめるからコスパは凄く良いと思います。軽さ＆音質で選択肢の一つに入れていただいてもいいかなって思いますよ。
　
　

　
ただ、このゴールドを手に入れたらシグネチャーシリーズのヘッドホンでやっぱり聴きたくなりますよね！
ウォークマン本体だけでなくヘッドホンの値段も合わせて購入計画していただければと思います。
予算オーバーなら24回払まで分割手数料0%をうまく利用してくださいね！(*^▽^*)
　
　



　
 
　
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もし、ソニーストア直営店（銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神）で
商品ご購入の際には、当店のショップコード「2029001」をお伝えいただければ幸いです。

当店はソニーストアと業務提携をしている「e-ソニーショップ」です。
ホームページ・ブログを通してソニー製品の魅力をお伝えしつつ、
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リアル店舗でご購入の際には
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もし、ブログの内容など参考になり気に入っていただけるのであれば
ぜひともご協力いただければ幸いです。
厚かましいですが、よろしくお願いいたします。

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▼店舗情報 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
ソニーショップ ワンズ （ショップコード：2029001）
〒675-1371 兵庫県小野市黒川町1687
TEL：0794-63-7888、URL：http://www.ones.co.jp

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