Nikon Z6,Z7 vs α7III,α7RIIIスペック比較レビュー!スペック比較から感じたニコンのミラーレスの現状を語ってみる。
ついにNikonもミラーレス市場に参入ですね!
いやぁ~NikonやCanonユーザー達にミラーレスを否定され続けてきたのが懐かしい話しです(笑)
さて、ソニーにはミラーレスの歴史があって、
ミラーレスフルサイズ機が登場したのが約5年前。
ついにはカメラグランプリで大賞を撮るほどまでにカメラ性能が上がってきました。
ミラーレス機が頂点に立てるほどにね!
そして、ミラーレス時代到来って言われて出して、
急遽各メーカーもフルサイズミラーレスに動き出しました。
これからはメーカー間のミラーレス機での競争が始まってくるかと思いますが、
ソニーはミラーレスでも他社のハイエンド機と戦ってきての今があります。
問題はNikonのミラーレス機はNikonのハイエンド機と比べているかというところですね。
それをも超えるくらいの開発がなければソニーのミラーレスの歴史にはなかなか勝てない気がします。
でも実際に撮影してみないとわからないので一概には言えないから気になるところですね!(*^▽^*)
とりあえずまずできることはスペック比較だけです。
それでは、まとめてみたのでどうぞ。
Nikon Z7 | Nikon Z6 | α7RIII | α7III | α9 | |
画素数 | 4574万画素 | 2450万画素 | 4240万画素 | 2420万画素 | 2420万画素 |
マウント径 | 55mm | 55mm | 46mm | 46mm | 46mm |
フランジバック | 16mm | 16mm | 18mm | 18mm | 18mm |
ISO | 64-25600 | 100-51200 | 100-32000 | 100-51200 | 100-51200 |
ISO拡張 | 102400 | 204800 | 102400 | 204800 | 204800 |
AF位相差 AFコントラスト |
493点 | 273点 | 399点 425点 |
693点 425点 |
693点 25点 |
顔認識 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
瞳AF | - | - | ○ | ○ | ○ |
サイレント撮影 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
連写 AF/AE追従 |
約9コマ 約5.5コマ |
約12コマ 約5.5コマ |
約10コマ 約10コマ |
約10コマ 約10コマ |
約20コマ 約20コマ |
連続撮影可能枚数(JPEG) | 44枚 | 25枚 | 76枚 | 177枚 | 362枚 |
(RAW) | 8枚 | 9枚 | 76枚 | 89枚 | 241枚 |
記録媒体 | XQDカード シングルスロット |
XQDカード シングルスロット |
SDXCカード (UHS-II) ダブルスロット |
SDXCカード |
SDXCカード |
メカシャッター 電子シャッター |
1/8000秒 | 1/8000秒 1/8000秒 |
1/8000秒 1/8000秒 |
1/8000秒 1/8000秒 |
1/8000秒 1/32000秒 |
ファインダー 倍率 |
0.5型OLED 約369万ドット 約0.8倍 |
0.5型OLED |
0.5型OLED |
0.5型OLED |
0.5型OLED |
液晶モニター | 3.2型、約210万ドット、チルト液晶(タッチパネル) | 3.2型、約210万ドット、チルト液晶(タッチパネル) | 3.0型、約144万ドット、チルト液晶(タッチパネル) | 3.0型、約92万ドット、チルト液晶(タッチパネル) | 3.0型、約144万ドット、チルト液晶(タッチパネル) |
Nikon Z7 | Nikon Z6 | α7RIII | α7III | α9 | |
手ぶれ補正 補正効果 |
5軸補正 5.0段 |
5軸補正 5.0段 |
5軸補正 5.5段 |
5軸補正 |
5軸補正 |
スタミナ | 400枚 | 380枚 | 650枚 | 710枚 | 650枚 |
USB充電 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
USB給電 | - | - | ○ | ○ | ○ |
質量(本体のみ) | 585g | 585g | 572g | 565g | 588g |
質量(使用時) | 675g | 675g | 657g | 650g | 673g |
4K動画撮影 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
4K HDR対応 | - | - | ○ | ○ | - |
タイムラプス | ○ | ○ | - | - | - |
カメラ内RAW現像 | ○ | ○ | - | - | - |
Wi-Fi | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Bluetooth | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
スマホ連動GPS | - | - | ○ | ○ | ○ |
シンクロターミナル | - | - | ○ | - | ○ |
縦位置グリップ | 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
専用レンズ | 3本 2018.10の時点 |
3本 2018.10の時点 |
29本 2018.8の時点 |
29本 2018.8の時点 |
29本 2018.8の時点 |
Nikon Z7 | Nikon Z6 | α7RIII | α7III | α9 |
さて、一覧を作成したんだけど
さぁ~って目を通した所、想像したとおり、一昔前のソニーのミラーレスだなって印象です。
3年ほど前のマークIIシリーズの性能に近いかなって感じがします。
僕がリアルに撮影しててカメラに必要・重要な所って思ったのが、やはりAF性能。
まぁ~当たり前の話なんですが、ソニーも新シリーズを出すためにAF性能を確実に高めてきました。
最近マークIIIシリーズでは、本当に信頼できるほどのAF性能で安心して構図に集中ができます。
あとは連写性能ですね。それとマークIIIシリーズになればちょっとやそっとで息切れしません。
Nikon Z7,Z6の最大の謎は、なぜ記録媒体にXQDカードを採用したのか?ってところ。
そもそもXQDカードはソニーが最初に開発し発売したにもかかわらず、未だにα<アルファ>で採用されていないっていう不思議なメモリーカードです(笑)
でも読み書きのスピードはSDカードよりはるかに高速な(400MB/s)スピードを実現する。
UHS-IIに対応したSDXCカードでも(300MB/s)なので、将来性としてはXQDカードは魅力です。
ただし、せっかく超高速なメモリーカードを採用しているにもかかわらず、連続撮影枚数があまりにも少なすぎます。
せっかくの性能が全く活かせてないメモリーカードの採用が本当に謎でした。
だからと言ってXQDカードだから駄目ってことは撮影には全く関係ないですよね。
あーメモリーカード忘れた!ってときに人に借りれない、コンビニで買えないくらいの不便さくらいですかね。
連写性能でZ7が秒9コマ、Z6が秒12コマと言っていますが、実際に重要なのはAF/AE追従で連写はどうかってところ。
結果Z7、Z6では、AF/AE追従だと5.5コマという結果に。
連写は適度にすぐに息切れする。
僕がαのマークIIシリーズを使い続けてきて、ここが一番のネックでした。
肝心な所で撮れなくなってしまって涙をのんだことは多々。
α7III+SEL85F14GM:↑クリックで拡大
85mm、ISO160、F1.4、1/320、-1.0EV、手持ち、トリミング
こういう踊りで一瞬の切り取りは連写性能と連続撮影枚数のおかげで撮影させていただいてます。
α7+SEL2470Z:↑クリックで拡大、24mm、ISO400、F10、1/400、0EV、手持ち、絞り優先
鉄道写真もそうですね!最高の景色に飛び込んでくる列車は沢山撮影して最高の瞬間を切り取るに越したことはありません。
5年前に撮影した写真でしたが、この時代は連写や連続撮影枚数が大したことが無かったので
α7III+SEL85F14GM:↑クリックで拡大
85mm、ISO100、F1.4、1/1600、-0.7EV、手持ち、トリミング、絞り優先
α7マークIIIシリーズなら、かなりの精度で、こういった被写体でも捉えられるようになったのはありがたい。
α7III+SEL85F14GM:↑クリックで拡大
85mm、ISO1600、F1.4、1/160、-0.3EV、手持ち、絞り優先
瞳AFが効くとピンポイントにAFが眼に合ってくれるので助かります。
特に被写界深度の低い撮り方をする際には最強の武器となるでしょう。
ほんと今のα7IIIシリーズのAF性能は凄いです。
僕も使い分けでAF性能がいらない風景なんかは高画素機α7RIIを使い、AF性能がいる被写体はα7IIIで撮らせていただいてます。
Nikon Z7,Z6には瞳AFはないけど、これはそんなに重要ではありません。
そもそもAF性能自体が低いと瞳AFをうたった所でピントが合いにくいですからね。
あとは実際のAF性能は使ってみないと無駄に語る事となるのでこれ以上は語りません。
あくまでスペック上での性能を感じ取ってみただけなので(*^▽^*)
あと満を持してNikon Z7,Z6をミラーレス機で出してきたんですが、
気になるのが、マウントが変わるのでレンズラインナップが一からで乏しい所。
これはソニーのカメラで言い続けてこられたことで、
ソニーはレンズが無いからなぁ~みたいな。
その歴史をニコンはこれから同じ思いをしてライナップを強化していくこととなります。
結局は専用レンズを買い揃えていくという道を歩まないといけません。
マウントアダプターで今まであるレンズも使えるという謳い文句は今までのソニーでも十分味わっています。
α7III+LF-EA3+SAL70300G:↑クリックで拡大
180mm、ISO100、F6.3、1/250、-1.0EV、手持ち、絞り優先
α7IIIシリーズのAF性能ならAマウントレンズでもかなりの精度でAFが信頼できました。
でもやはり専用レンズのAF性能には敵いません。
これくらいのAF性能であればAマウントレンズでも問題ないです。
>【作例レビュー】α7III(ILCE-7M3)の作例を元に操作性・機動性のレビュー!鉄道・風景写真編
以前レビューした記事もご参考にしていただければと思います。
Nikon Z7,Z6はダブルスロットを採用していない。
でも一般実用的にこれはそんなに欠点でもないと思います。
僕なんてα7IIIを使うときはスロット1(UHS-II対応)しか使ってないですからね。
無駄に分散書き込みさせると取り込みの際に2枚のメモリーカードから取り込むっていう面倒な作業が増えるだけです。
Nikon Z7,Z6にはあってα<アルファ>にないもの。
カメラ内RAW現像。そもそもこれっているの?
みんなあると便利って言うけれども、カメラ内RAW現像レベルで現像する処理って僕には全く必要なく思います。
これは別にアンチで言ってるわけではなくってSNSに投稿するレベルなら別にカメラ内RAWじゃなくっても十分に現像処理ができるかと。
あとタイムラプス機能も別に必要なし。
ソニーのカメラアプリを便利だなぁ~って使っていましたが、結果的に今のマークIIIシリーズではカメラアプリが対応しなくなって使えなくなりましたが、世の中にはタイマーレリーズという便利なリモコンが格安で売っているのでこれで十分。
途中で止めやすいし、変に専用アプリで設定するほうが面倒でした(笑)
一言突っ込めば、タイムラプスアプリがあるにもかかわらず、給電に対応しないのもどうかなって感じました。
あと本体を大きくすることにより、持ちやすさを重視しているのもNikon Z7,Z6の注目されているところですね。
小指がグリップできるできないってレベルで話されてますが、みなさんそこそんなに重要ですかね?
ミラーレスの利点はコンパクトであるということ。
そもそもボディが小さいので、実はグリップする右手より、レンズ支える左手に重心がかかるので、実は右手のグリップで小指がグリップできないということはそんなに重要なことではありません。
もちろん重いレンズを付けた状態で片手で撮影する際は小指のグリップはかなり重要視されるけど、そもそも片手で撮影しますか?って話です。もしかしたらそんなシチュエーションもあるかと思いますが、ほぼほぼないですよね(笑)
実際に使ってみたときにご自身で体験されるのが一番いいと思うので手にとって見てくださいね(*^▽^*)
いかがでしたか?
とはいえ、まだスペック上で語ったくらいで実際に使ってみないと良さがわからないのも現状。
出だしとしてはちょい厳しい発信かなって思っちゃいました。
いまの状況じゃ、ミラーレスって言葉に踊らされたユーザーたちが待ってましたって勢いで買ってしまうという感じにしか思えませんでした。
一からレンズを揃えるなら今からソニーでも問題ないと思います。
もちろんソニーは今の現行の機種をも超えていく新機種をこれからも出してくると思うので、なかなか追いつくことは厳しいでしょうね。
ソニーのライバルは、他社のミラーレス機ではないですからね。
あくまで他社のフラッグシップ機をターゲットにこれからも進化し続けていってるので楽しみです。
最近はニコンのレンズでもマントアダプター経由でAFが効くのも出てきています。
ワンズ店頭でも試していただく事ができるので、ぜひご来店ください。
それでも他社のミラーレスが出てきてくれたことにより、ソニーの今のミラーレスがどれだけ優れているのかが、これからよーく分かってもらえるので、これはこれで楽しみでもあります!(*^▽^*)
ぜひNikonファンの方はZ7,Z6を買って、
これからの時代の進化を楽しんでいってみてはいかがでしょうか?
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>【作例】α7III(ILCE-7M3)の作例を元に操作性・機動性のレビュー!鉄道・風景写真編
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>【ILCE-7M3】α7III+SEL85F14GMを使って光るキノコを撮影してきました。
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