α<アルファ>で撮る!『砥峰高原×天の川』 SEL14F18GMを使った天の川作例

SEL14F18GM
α<アルファ>で撮る!,砥峰高原,天の川,α7RIV,SEL14F18GM
 
こんにちは!ソニーショップ ワンズの taku です。
今日は久しぶりにα<アルファ>で撮る!『砥峰高原×天の川』ということで、
今年5月28日に発売したSEL14F18Gを使って天の川撮影をしたので作例をご紹介したいと思います。
 
▼今回撮影に使ったカメラとレンズ
α7RIV,ilce-7rm4aSEL14F18GM,超広角レンズ,FE14mmF1.8GM,α<アルファ>,Eマウント
 
 
α<アルファ>で撮る!,砥峰高原,天の川,α7RIV,SEL14F18GM
 
とにかく、「SEL14F18GM」レンズが460gと超軽量でコンパクトなのが特長!
α7RIVがバッテリー・メモリーカードを含めると約665gで合わせても約1,125gです。
 
 
SEL14F18GM,超広角レンズ,スペックレビュー
 
以前、SEL14F18GMのスペックレビューをした時にシグマの14mmF1.8と比較しましたが、レンズだけで本体との組み合わせより重い1.23kg。以前、お客様にレンズを借りて使ったことありますが、とにかく前玉が重くて出っ張っているので前重心でさらに重く感じました。
14mm F1.8で星撮りにもおすすめ! 超広角単焦点レンズ『SEL14F18GM』徹底スペックレビュー!
 
 
 
砥峰_AFTER_DSC00022
α7RIV+SEL14F18GM:14mm、ISO8000、F1.8、15秒、画像を大きく見る
 
そして、撮った天の川写真がこちらです。この日は最高の星日和でした!
到着時間が23時を回ってしまってたので、天の川はほぼ立った状態からのスタートでしたが、風も無かったので綺麗なリフレクションと、まだ青々としたススキがブレずに撮れました。
砥峰高原は光害は多いものの、しっかり撮れば綺麗な天の川の色がはっきりと出ます。
14mmの活躍は、この池に映り込むリフレクションまで含めた超広角で撮影ができるところですね!
  
この日は8月7日でちょうど、ペルセウス座流星群も見頃の時期で流星狙いのカメラマンたちも画角に写っていました。
 
 
α<アルファ>で撮る!,砥峰高原,天の川,α7RIV,SEL14F18GM
 
先程の写真を思いっきりトリミングしたのがこちらです。
少し色温度と明るさを変えてみました。
赤い服を来た人がたまたま写り込んでたのですが、15秒間の長時間露光に耐えてくれたおかげで良い1枚となりました。
こうやって人物が入ると天の川のスケール感も分かって良いですよね!(*^▽^*)
 
どうですか?このクオリティ。
ちなみにこの写真は1枚撮り現像でノイズ処理を施しています。
複数枚の写真を利用してノイズを抑えるスタックという処理は今回していません。
スタックなしでもこのクオリティで撮れる超広角レンズかなり気に入りました。
 
 
砥峰_BEFORE_DSC00022

ちなみに、こちらが撮って出しの現像前の画質です。
空が明るすぎるくらいめっちゃ明るく撮れていますが、これは敢えてそうして撮っています。
天の川撮影は光害との戦いですが、僕は光害が白飛びしないギリギリまで明るく撮っています。
でも現地で撮った後に再生すると、空が白飛びしてるんじゃないかなって思われるかもしれませんが、大事なのは液晶画面で見る明るさではなくて、ヒストグラムによるデータを見ることで白飛び黒つぶれが無いかを確認するのがベストですね。
撮ってすぐにヒストグラムの確認方法ですが、写真を再生して「DISP」ボタンを何回か押せばヒストグラムが表示した画面になります。
 
 
α<アルファ>で撮る!,砥峰高原,天の川,α7RIV,SEL14F18GM
 
ヒストグラムを見る限りでは、白飛びは一切なく、ギリギリ黒つぶれもなさそうですね。
この写真をしっかりとRAW現像してあげれば濃い天の川の色も出てきて、全景もノイズ感なく撮ることが出来ます。
ロケーションによっては光害がもっと酷いところでは、暗部を明るく撮ろうとしても空の部分が白飛びしてしまって明暗差のバランスが上手く行かないところもあるかと思います。
砥峰高原くらいの光害の影響度合いでは結構相性が良さげでした。
 
α<アルファ>で撮る!,砥峰高原,天の川
ちなみに、ヒストグラムの見方ですが、左側が真っ黒で右側が真っ白になります。
それを256(0~255)の階調で表して、どの階調がどれだけの量あるのかをグラフにしたのが、ヒストグラムです。
なのでこのヒストグラムは、左端(真っ黒)、右端(真っ白)が存在しないので白飛び黒つぶれが無いということがわかります。
 
でも正直、ちょっと明るく撮りすぎた気もするので、ISOだけ6400にして撮ればよかったかなってちょっと思っています。
その分景色は暗くなっちゃいますが、その微妙な塩梅が天の川現像に左右するので、いろいろ撮ってみないと答えは分かんないですよね(汗)
 
 
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写真の四隅一部分を拡大トリミングしてみましたが、コマ収差はありませんでした。
明るさの環境によって若干変わってくるとは思いますが、星撮りには最適のレンズだと思いました。
 
 
DSC00305
α7RIV+SEL14F18GM:14mm、ISO8000、F1.8、15秒、画像を大きく見る
  
こちらは8月16日に撮影した砥峰高原での天の川です。
天の川部分だけ8枚の写真をスタックしてノイズを抑えています。
全景の部分は車のライトの影響でうっすら明るく照らしてくれた写真を選んでいて1枚撮り現像です。
こんな風にスタックするとより天の川のノイズも抑えられ、現像で思い切れるのでこういった現像スタイルもおすすめですね。
最近ワンズで天の川現像セミナーを行いました。
そこでは実際に僕が現像しているのを見ていただいて、こんな現像の世界もあるんだなぁ~って見てもらっています。
また開催する時はご案内しますね!(*^▽^*)
 
 
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いかがでしたか?
やっぱり明るいレンズは良いですよねぇ~。
昔は超広角だと20秒~30秒かけて撮っていましたが、いまなら10秒~15秒と時間を短くして星の流れを抑えたり、スタック用に写真を8枚ほどインターバルで撮ったりと作業がはかどって凄く便利です。
 
 
SEL14F18GM,超広角レンズ,スペックレビュー
 
ソニーはこのレンズが出るまでは20mmF1.8や24mmF1.4がありましたが、超広角ではないので結果F2.8のレンズで撮っていましたが、14mmF1.8が出たことにより、とりあえず一台はこのレンズで撮ろうかと思いました。
もし超広角すぎた場合でも、僕はα7RIVの6100万画素なのでトリミングしても十分ですからね!
ちなみに6100万画素で1/1.5にトリミングすれば画角が21mmになるくらいのトリミングですが、それでも2600万画素あるので十分ですよね!
星撮り用の明るいレンズをまだ持ってられないからは、とりあえず1本目のレンズとして凄くおすすめです。
 
 
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・焦点距離(mm) : 14
・開放絞り : F1.8
・最小絞り : F16
・画角(35㎜) : 114°
・フィルター径 (mm) : – (対応しておりません)
・レンズ構成 : 11群 14枚
・絞り羽根 : 9枚
・最短撮影距離 (m) :0.25 m
・最大撮影倍率 :  0.1倍
・外形寸法 : 直径 83 × 長さ 99.8mm
・質量: 460 g
 
 
SEL14F18GM
 
 
 
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